片山右京「レース界の歴史の1ページに残るレース」

2016/03/11 12:32 配信

芸能一般

元F1ドライバーの片山右京がフォーミュラE第4戦の感想や今後の展望を語る(C)BS朝日

各地で熱戦が続いているFIAフォーミュラE選手権。3月12日(土)からメキシコで行われる第5戦メキシコ・メキシコシティ大会を前に、元F1ドライバーで、現在はテレビ朝日系列の同大会中継番組で解説を務める片山右京が、ここまでの感想と次戦への展望を語った。

まず第4戦のアルゼンチン・ブエノスアイレス大会を振り返った片山は「たぶん、フォーミュラEだけじゃなくてレース界の歴史の1ページに残るレースだったと思うんですよね」と展開を絶賛。

「レース終盤のオーバーテイクを狙うセバスチャン・ブエミ(ルノーe.ダムス)と、それを死守するサム・バード(DSヴァージン レーシング)の走りは、画面を通して気迫が伝わってきましたし、まるで格闘技に近いバトルをしているっていうモータースポーツの原点のような良いレースだったと思います」と感想を語った。

そして第5戦について「初めて開催されるメキシコ大会ってものが、どうなるかはっきりは言えないですけど、F1が開催された時のファンの人たちの熱狂ぶりを見ると、ファンによって名シーンが生み出されるんじゃないかって期待はありますよね」と、初開催となる地元ファンの盛り上がりを予想。

最後に今後の見どころについては「ブエミという一人のドライバーのスピードを誰がちゃんとした形で止められるのか、戦えるのかというところ」と述べ、「現時点で戦えているのはバードとディ・グラッシだけですよね」と二人の名前を挙げた。

さらに「ドライバー自体は本当に頑張っているので、そこは、シェフラーであり、アウディなり、ワークス的存在であるルノーと老舗同士で競いながらチームが分析して、どうやってマシン自体のレベルアップをしていくかってことが、注目点だと思いますね」と、ドライバーを支えるメカニックを注目ポイントとしてコメントした。

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