腕時計のパーツで作った「精巧な」ピタゴラ装置とは?

2016/03/19 19:01 配信

芸能一般

「Art of Time」というタイトルには、「時に音楽を乗せて、人々に豊かな時間を提供したい」というセイコーの思いが込められている

腕時計の世界的ブランド・セイコーが、グループスローガン「時代とハートを動かす SEIKO」をテーマとしたブランド・ミュージックビデオ“Art of Time”を、YouTubeのセイコー公式チャンネルにて公開中だ。

この動画では、1200個に及ぶ機械式腕時計のパーツで創り上げられた「ルーブゴールドバーグマシン」(※いくつもの仕掛けを連鎖的に作動させる、いわゆる「ピタゴラ装置」のようなもの)を、精密な舞台装置とセイコーの時計職人が操る繊細な指先の連携プレーで、見事に展開させている。

各パーツのセッティングから、1カットでの撮影に成功するまで、撮影に費やした総時間は実に3日間、70時間にも及んだ。中でも、最小のパーツはわずか0.7mmというサイズで、それらの配置を含め多くの繊細な作業に時間を要した。そのかいあって、動画は圧巻の映像美に仕上がっている。

また、音楽はセイコーのグループCEO・服部真二氏自らが作曲した楽曲に、社員から集めた歌詞をちりばめ、アーティスト・やくしまるえつこが歌唱したオリジナルの楽曲を使用。やくしまるの繊細かつ柔らかな歌声が、映像をより引き立たせている。

特設サイトではメーキングムービーも合わせて公開中。極小のパーツを組み合わせていく、気の遠くなるような作業を行った職人たちが、1カット撮影に成功するまでの軌跡にも注目だ。