3月20日放送の「情熱大陸」（TBS系）で俳優・菅田将暉の地味な私生活が明らかになった。
今回番組で菅田の素顔を撮り溜めてまとめたのは、映画監督で脚本家の福田雄一。福田の密着取材によって、菅田のプライベートが次々に明かされたが、そこに映る菅田の様子は演技中からは想像もつかない程の大人しく控えめな姿だった。
「内気役者の生きる道」と題されたドキュメンタリー撮影は、「破天荒な自分を目覚めさせる」という裏テーマがあった。しかし、撮影現場で役者仲間との会話に入らずひとり台本を覚えることに没頭していたり、酒の席ではすぐに寝落ちして熟睡し飲み会から離脱したりという破天荒からは程遠い様子が映し出される。
このままでは「放送できる程の映像が撮れていない」と、福田が菅田に「お前つまんないから尺足んないから、もっと私生活ないのか」と発破をかける。そしてやっと撮影できたのが若手俳優の太賀と若葉竜也の親友2人と共に練習するバンド活動の様子。アニメソングの「はじめてのチュウ」を調子外れに歌う菅田の腕前はイマイチではあったが、心から楽しんでいる風だった。
またカメラは、菅田が仕事終わりで夜な夜な洋服を作るという”秘密のアジト”に潜入。服への情熱がかなりあるという菅田がこだわりのファッションセンスを発揮し、服を作り出す表情は真剣そのもの。ミシンを使いこなし、好奇心と粘り強さで本人納得のパーカーを作り上げた。
夜通し酒を飲んだり破天荒な生活を送る役者が多い中で、自分でも地味な私生活だと思い知らされた菅田。役者の先輩たちのことを「カッコいいなぁとは思います。でもオレはいいかなって（笑）。破天荒をやってみようって言って、結果出来なかったわけですけど、それはそれでいいんじゃないかと思います。仕事で破天荒になりますから」と前向きに語った。