“日本一重心の低い女優”のアクションをもう一度!

2016/03/24 18:16 配信

ドラマ

綾瀬はるかのアクションに注目の「精霊の守り人」(C)NHK

綾瀬はるかが主演を務める放送90年 大河ファンタジー「精霊の守り人」(NHK総合)の初回が、3月25日(金)夜0時10分から再放送される。

精霊の守り人」は、上橋菜穂子の人気ファンタジーシリーズを3年にわたってドラマ化する大作。女用心棒・バルサ(綾瀬)と、精霊の卵を体に宿したことで父である帝(藤原竜也)から命を狙われる王子・チャグム(小林颯)の旅を描く。

3月19日の初回放送では、色白のイメージが強い綾瀬が、メークで肌を浅黒く変え、ワイルドな女用心棒を熱演。特に半年前から肉体改造に取り組んで挑んだというアクションシーンは、短槍を自在に操るキレキレの動き、引き込まれるようなそのスピード感に絶賛の声が寄せられた。

綾瀬といえば、たびたび話題になる“天然ぶり”や、恋愛ドラマなどで見せる“ユルさ”はもちろんだが、大河ドラマ「八重の桜」('13年NHK総合ほか)や映画「ICHI」('09年)などで披露したアクションも魅力の一つ。

チャグムを狙う刺客を演じた松田悟志は、綾瀬を「今いる女優の中で最も重心が低いと思う」と称賛したが、今回はまさに“日本一重心の低い女優”の本領発揮といったところだ。

そして、注目を集めたのは綾瀬だけではない。バルサたちがその知識を頼る、先住民の呪術師・トロガイを演じるのは高島礼子。ボサボサに伸ばした白髪頭に、深く皺の刻まれた黒い肌という特殊メークには驚きの声が上がった。さらに、帝役の藤原竜也の迫力の演技、ところどころで色気を漂わせるチャグムの母・二ノ妃役の木村文乃らも作品に華を添える。

一方、原作モノに付きものなのが、原作ファンからの批判。当然、本作も原作から変わっている点は多々ある。

例えば、原作の上橋菜穂子は、綾瀬の演じるバルサを「(原作の)成熟したバルサというより、少年のようなバルサです」とコメント。しかし、“3年をかけて描くドラマだからこそ、バルサに成長する伸びしろを与えたい”という制作側の思いに納得したと語っている。ドラマ版ならではの“違い”にも注目して見てほしい。

そして3月26日(土)夜9時からは待望の第2回放送が控える。チャグムの体に宿ったものの正体が次第に明かされていく、こちらも見逃せない回だ。