第2期制作も決定!「このすば」イベントリポート

2016/03/25 17:56 配信

アニメ

イベントに登壇した(写真左から)ダクネス役の茅野愛衣、アクア役の雨宮天、めぐみん役の高橋李依(C)2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会

先日最終回を迎えたアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」(TOKYO MXほか)の上映会&トークイベントが、3月20日に東京・TOHOシネマズ新宿にて開催された。

「この素晴らしい春の日に祝祭を!」と題されたこのイベントは、最終話『この理不尽な要塞に終焔を!』のリピート上映から始まり、完全受注生産の原作小説9巻Blu-ray付同梱版に収録されるテレビ未放送話「この素晴らしいチョーカーに祝福を!」を上映。カズマの願いをかなえるため、アクアらが奮闘するギャグエピソードで、「このすば」らしさあふれる展開に観客も爆笑の連続だった。

続くトークショーには、アクア役の雨宮天、めぐみん役の高橋李依、ダクネス役の茅野愛衣が登壇。さっそく最終回の感想を聞かれた雨宮が「すごい、最終回っぽかった!」と答えると、「いや、最終回だからね!」と高橋にツッコまれる場面も。

「演じ終えて思う『このすば』の魅力」を聞かれた雨宮はアドリブの楽しさをピックアップ。「福島(潤)さんのアドリブにキャストみんなが引っ張られて、現場で高められていった感覚。家で練習してきたのと、現場の演技は全然違ったものになっていくんです。そういうライブ感のある演技や掛け合いは、実際にオンエアを見たときにも感じたところで、そこが『このすば』の魅力のひとつだと思います」とコメント。

茅野も「熱のない人がいない。皆さんが『このすば』のためにと動いてくれる。それがうれしくて、そんなスタッフさんたちに支えられて出来上がった作品だと思います」とスタッフの熱量に感謝の意を表した。

高橋は「もともと面白い脚本に、私たちがアドリブで盛っていったり、画はこうしよう、音楽はこうしようという、自分たちが面白いと思うことを全部詰め込んだりした感じ。作品のためにチームみんなで一生懸命頑張った証が『このすば』なんだろうなと思います」と作品に携わった人の結集した力の強さを力説した。

また、OVAの見どころとして、「みんながイヤらしい目に遭う中、自分にも来るのかとヘンに期待するアクア。でもそうならないで泣きながら走って行っちゃところが面白いんです(笑)」(雨宮)、「めぐみんの回想シーン。2話で登場するまで、仲間探しをしていためぐみんの心情が描かれていて、パーティーへの大切な思いが伝わってきて“うるっ”となりました」(高橋)、「もちろん私は筋トレです(笑)。アフレコ中、ホントにずっとやってたんです。後ろの方でうっすら聞こえるので、ぜひもう一度見てみてください」(茅野)と、それぞれお気に入りのシーンを上げた。

そして、第2期の制作決定が告知されると、会場から大歓声が沸いた。

「2期で演じてみたいシーンは」という質問に、雨宮は「アクアって酔っぱらうとカズマに対していつも以上に“面倒くさくなる”じゃないですか(笑)。それをもう一度やりたい」とシーンをリクエスト。高橋も「OVAでもちょっとありましたが、めぐみんがパーティーの大切さをかみしめていく様子をもっと見てみたい」と語る。

そして、茅野は「ダクネスは通常営業でいいかな。これ以上パワーアップされたら私どうすればいいんだろうってなりそうで(笑)。でも、ダクネスの変態感を頑張って極めるためにも、M心を一生懸命学びたいと思います」と語り、会場の笑いを誘った。

最後に「私たちだけが自画自賛で面白がってるだけだったらどうしようと不安だったんですけど、皆さんの満足した表情を見ると、この気持ちは間違ってなかったんだなと思いました。では、2期でまたお会いしましょう。『行ってくりゅ!』」(茅野)、「みなさんのおかげで2期が決定しました。背伸びをせずに、『このすば』らしい形をこれからも出していきたいと思います。ぜひ楽しみに待っていてください。『エクスプロージョン!』」(高橋)、「2期が決定したことを本当にうれしく思いますし、またこうやって皆さんの前で『このすば』についてお話しできる機会ができるといいなと思います。これからもよろしくお願いします。『花鳥風月!』」(雨宮)とそれぞれがお気に入りのフレーズで締めくくった。