アサヒ飲料株式会社は、「ワンダ」ブランドでは6年ぶりの新広告キャラクターとして、ビートたけし、劇団ひとり、ハライチ・澤部佑を起用。3月29日(火)より3人が出演する「ワンダ モーニングショット」新CM「手作りシール」編を全国でオンエアする。
新CMの概要は、朝オフィスに出勤するひとりが、北野部長役のたけしに元気な声であいさつ。あいさつの後に振り向いたひとりの背中を見て、たけしが声を掛ける。すると、ひとりはスーツの上着に娘が張ったうさぎシールを発見し「あーっ!」と大げさに驚く。
すぐに娘のいたずらだとすぐに気付いたが、北野部長に「娘の最新作です!」と自慢する。その姿を見ながら後輩役の澤部は笑みを浮かべていた。そしてそのままシールをはがさずに「営業に行ってきます!」と、気合いを入れ直して営業先に向かうひとり。
そこに「仕事はできるが、娘には弱い。」のテロップが入る。最後はシールを付けたまま営業先に向かうひとりに、部長が「はがさねーのかよ」と笑いながらツッコミを入れる。
30秒バージョンでは、ひとりが澤部と一緒に営業先へ。「ワンダ モーニングショット」を飲み、営業先に向かおうとするのだが、携帯電話が鳴り、ひとりの背中に張られたシールが携帯電話にも張られていることが分かり、「ここもブー子さん!?」というせりふで終わる。
「がんばる父はエライのだ」のフレーズで、頑張るお父さん世代を応援する本CM。北野部長を演じるたけしがまず最初に撮影に入り、デスクに座って新聞を広げながら部下と会話を交わすシーンに臨んだ。演技中はもちろん、カメラが回っていない間もたけしの佇まいは貫禄のある部長そのもの。
監督からの「もう少し笑顔を多めに」「驚いた感じで」など、さまざまな感情のリクエストにも瞬時に応えていく姿は、やはり映画監督“世界のキタノ”のそれだった。
今回のCMは、3人それぞれのソロカット撮影が多かったものの、このCMのオチは、ジャケットの背中に幼い娘が仕掛けたいたずらを発見するひとりのシーン。
背中に張られたシールを発見して驚きつつ、その中に含まれた「うれしさ」「困惑」「楽しさ」…さまざまな感情を混ぜた演技が求められた。監督からの要求に、ひとりは質問をしたり、提案をしたり、ディスカッションをしたりしながらテークを重ねていく。
自分の演技をモニターでチェックするなど、コミカルな演技の裏に、ひとりの真剣な表情があった。
また、ひとりと澤部がそろって「ワンダ モーニングショット」を“飲む”シーンの撮影では、撮影用の特殊な缶を使うため、1テークごとに飲料を缶に注ぎ直すことに。
その様子を見ていた澤部は「こうやって撮影するんですね、知らなかったなぁ」と初めての飲料CMの撮影での、新たな発見に感激していた。数テークほど“飲み”のシーンを重ねるうち、澤部の飲みペースにやや遅れが見られたが、無事にOKテークを撮り終え、ホッと一息。
そして、5歳の娘を持つひとりと、1歳半の娘がいる澤部。実生活では2人とも娘には甘くなってしまうようで、ひとりは「基本的に娘のことは何でも許しちゃう。先日は僕のゴルフのパターに娘がいたずらして粘土をべっとり付けちゃったんだけど、それすらかわいい。奥さんは厳しいんですけどね」と、“親バカ”ぶりを告白した。
一方、澤部は「娘がレーズンパンが大好きなので、レーズンパンがあるとずーっと与え続けちゃいます」と、頬を緩ませながら娘とのプライベートを明かした。
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