松田龍平、柄本明と「やりづらかった」と大胆発言

2016/03/29 21:05 配信

映画

松田龍平は大先輩・柄本明と親子役で共演

広島・瀬戸内海に浮かぶ架空の島“戸鼻島”を舞台にしたホームドラマ「モヒカン故郷に帰る」が4月9日(土)に全国公開を控え、出演者による舞台あいさつが行われた。主演の松田龍平の他、共演の柄本明前田敦子もたいまさこ千葉雄大、そして監督の沖田修一が登壇した。

本作はモヒカン頭がトレードマークの売れないバンドマン・永吉(松田)が、7年ぶりに故郷へと帰り、末期がんが発覚した父・治(柄本)のために一家総出で奮闘するというストーリー。不器用にぶつかり合い、けんかしながら離れていた時間を埋めていく親子の温かい物語となっている。

モヒカン頭に挑んだ主演の松田は「笑って楽しんでもらえる映画になったと思います。よろしくお願いします」とあいさつ。

今回、息子を演じた松田について、柄本は「龍平くんは、日本映画界においても独特な存在の方です。親子の役をやらせていただいて、僕としては違和感なくやらせてもらいました」と語る。一方、松田は「柄本さんとやらせていただいて幸せでした。すごくやりづらかったんですけど、それは父と息子の関係性の複雑な関係がうまく出たんじゃないかと思います」と突然大胆発言し、会場の笑いを誘った。

妊娠した恋人・由佳を演じた前田は、松田との共演について「客観的に見ていて、永吉と龍平さんは近いんじゃないでしょうか。今回、素に近い龍平さんを見られるんじゃないかと思います。ちょっと自分の言ったことに笑ってしまうところとか、かわいいなと思います」とコメント。すると、松田は照れながら「それ、いつも言われるんです。“かわいい”じゃなくて(笑)。素みたいだって言われるので、うれしいですね」と語った。