大阪を拠点に活動を続けるGIZA studio所属の作家陣や若手ミュージシャンが、長戸大幸プロデューサーの元に集結し、今の音楽シーンに少なくなった楽曲重視の質の高い作品を送り出そうと始まったプロジェクト“d-project”が、いよいよ始動する。
これは、オリジナルの楽曲制作だけにとどまらず、過去の素晴らしい作品たちにもスポットを当て、現代の若者にもその楽曲の持つ力を伝えて行こうというものだ。
そんなd-project始動第1弾として発表されるのは、ことし25周年を迎えたZARDとのコラボレート。
永遠のスタンダードナンバーを作り続けたZARDの曲、そしてボーカル・坂井泉水の歌声と詞を生かしながら、「永遠」の作・編曲家である徳永暁人(doa)、'99年に行われた船上ライブ以降のZARD Liveに参加している大賀好修(Sensation)、岡本仁志(ex.GARNET CROW)、麻井寛史(Sensation)など、ZARDにゆかりのある作家陣や数々のライブを支えてきたバンドメンバー、さらに若手クリエーターたちがダンスロックなリアレンジを施し、数々の名曲に新たな息吹を吹き込んだ。
また、KEN(ex.DA PAMP)を始め、メジャーやインディーズで活動している若手ミュージシャンやクリエーターも参加し、彩りを添える。
さらに今作ではスペシャル企画として、ZARDの多くの楽曲にコーラス参加し、共に90年代の音楽シーンをけん引してきた大黒摩季がゲストボーカルとして参加。
このプロジェクトを立ち上げた長戸プロデューサーが、90年代当時から考えていたが実現に至らなかった“坂井泉水と大黒摩季を並べて歌わせる”こと。今回、その考えを実現すべくプロデューサー自らが大黒にオファーし、奇跡の共演が果たされた。
当時の坂井の歌声と、今作のために新たにレコーディングを行った大黒の歌声がまるでビートルズのジョン・レノンとポール・マッカートニーのようにお互いを支え合い、引き立て合い、“d-project with ZARD”でしか聴く事のできない“ZARD・永遠のスタンダードナンバー”を作り上げた。
変わらないはずの坂井の歌声が、大黒とのツインボーカル、そしてリアレンジによりオリジナルとはまた違った魅力を放ち、新たな輝きと共に“今”に生まれ変わる。
まさに“百見は一聴にしかず”「想像」を超える「創造」が詰まった作品と言える今作は、d-project第1弾にして、ZARDゆかりの作家陣と若手クリエーターたちの思いが込められたZARDトリビュートアルバムとなっている。
また、ナチュラルなZARDのアートワークとはまた違う、クールで躍動感のある坂井のフォトとヴィヴィットなカラーが印象的なジャケットアートワークも注目だ。ダンスロックなサウンドが詰め込まれた今作だからこそのデザインで、ビジュアル面からも感じられる“化学反応”に期待したい。
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