4月2日(土)に“Qちゃん”こと高橋尚子が“厳しい世界見届け人”として番組MCを務める「Qちゃんに見せたい!厳しい世界」(テレビ朝日)が放送される。
高橋がバラエティー番組のMCを担当するのは、「わかってください!涙の人生ソングショー」('15年10月3日放送)以来の2回目となる。高橋は「走るより、緊張しました!(笑) 現役時代、皆さんの応援が背中を押してくれたので、この番組で自分が少しでも皆さんを応援できる場所に立てたことがうれしい!」と笑顔を浮かべた。
同番組は、マラソンという過酷な競技で世界と闘ってきた高橋も知らない3つの“厳しい”世界に潜入取材を行い、シビアな世界に身を置いて、ストイックに生きる人々を紹介し、高橋、徳光和夫、小籔千豊らと共にスタジオでトークを行う。
1つ目は「試験に落ちたら即退学!プロボートレーサー養成学校の厳しい世界」を紹介。日本で唯一のボートレーサー養成機関である全寮制の“やまと学校”に潜入する。生徒らは男女問わず1年間、厳しい規律の中で、過酷な訓練に励むが、入学して半年後の進級試験で不合格となると即退学で、再入学は許されないという超厳しいルールがあるという。
2つ目の「死と隣り合わせの雪山訓練!山岳警備隊の厳しい世界」では、日本一険しいといわれる富山県警察山岳警備隊の雪山訓練に密着し、自分たちの命さえ落としかねない雪山での過酷な訓練を伝える。
3つ目の「いつ終わるかわからない!修行僧の厳しい世界」では、石川・金沢にある、曹洞宗の古刹・東香山大乗寺の修行僧に密着。一人前と認められるまで、いつ終わるか分からない修行に挑む修行僧らに迫る。
高橋は、収録を終えて「マラソンは厳しい競技といわれていますが、この番組ではそれ以上に過酷な世界がたくさんあり、人生や命を懸けて頑張っていらっしゃる方がいることをあらためて感じました」と感想を語った。
さらにスタジオには、プロボートレーサーの富樫麗加選手や登山家の三浦豪太氏、駒沢女子大学の千葉公慈教授らが登場し、それぞれの厳しい世界について解説。そして、過酷なマラソン人生を送った高橋ならではのエピソードも。
高橋はつらい時こそポジティブに思考を変換することを心掛け、バッシングを受けた際も「精神力を鍛えるための時間をもらった」と考えるようにしていたことや、高地トレーニングで野生のクマに遭遇して一瞬緊張が走った衝撃の事実などを打ち明けた。
そんな高橋が今回、バラエティー番組でのMCを務めたことについて「こういった立ち位置でバラエティー番組のMCをやらせていただくのは、2回目です。陸上だと順位やタイムなど、分かりやすいところで充実感を味わうことができるのですが、MCのお仕事はゴール地点がどこか分からなくて…走るよりも緊張しました(笑)」と告白。
また、共演した徳光や小籔については「今回、徳光さんと小藪さんには本当に助けていただきました。“私でいいのかな”と毎回思うのですが、またこういう機会をいただくことがあれば、頑張りたいと思います!」と意気込んだ。
“厳しい世界”を伝えるということで、春から社会に出るなど新生活を送る人たちに向けて高橋は「現役時代、私は走ること自体を楽しんでいたので、決して練習が厳しいとは感じていなかったのですが、確かに高地トレーニングを積んだり、体脂肪を4%まで落としたり、365日全力疾走でした」と自身の経験を語った。
続けて「やはり、厳しくなければ成長はないのだと思います。厳しさをどう捉えるかが大切で、厳しいことは自分を輝かせるための一つのチャレンジなんだと感じれば、もっと強く、輝く人になれるのではないでしょうか。これから新生活に挑む方々には、そういう前向きな気持ちで乗り切ってもらいたいな。そうすれば夢がかなう日も近いのではないでしょうか!」と熱いメッセージを送った。
そして高橋は「春休みの放送なので、子供たちにもさまざまな世界や職業はあることを知ってもらえたらと思います」とアピールした。
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