カンヌ国際映画祭をはじめ世界中の映画祭で絶賛を浴びた、イタリアの奇才パオロ・ソレンティーノ監督待望の最新作「グランドフィナーレ」が、4月16日(土)に公開される。
それを記念し、本作が“アカデミー賞ノミネートの音楽映画”ということにちなみ、フリーアナウンサー・高橋真麻、そしてお笑いコンビ・阿佐ヶ谷姉妹の“芸能界を代表する歌姫たち”による、トーク&ライブイベントが銀座で行われた。
本作のラストシーンで、アカデミー賞主題歌賞にノミネートされた「Simple Song#3」を熱唱したオペラ歌手スミ・ジョーをほうふつとさせるような、ゴージャスな衣装に身を包み登場した高橋。
本作もすでに鑑賞したという高橋は映画について「とても芸術的な作品でどの場面を切り取っても画になるような作品だなと感じましたし、色味も構図もすごくすてきでした!」と力説。さらにストーリーについても「年を重ねることに対して、こういう老後を過ごせたらいいな、今を大事にしていかなきゃいけないなと感じました」と魅力を熱く語った。
そしてもう一組、芸能界の中でも“歌ウマなお笑いコンビ”としておなじみの阿佐ヶ谷姉妹が、トレードマークであるピンクの衣装に身を包み「は~るが来~た♪ は~るが来~た♪ ど~こ~に~きた~♪ 山にき~た♪ 里にき~た♪ トークショーに来た~♪」と、童謡「春が来た」のメロディーに乗せて登場。
映画についての印象を聞かれると、「主人公が住んでいるホテルに個性豊かな皆さん泊まっていて、私もあんなホテルに泊まってみたい!」(渡辺江里子)と率直な印象を語る。
さらに木村美穂が「お姉さんは“じじ専“なのでね」と切り出すと、渡辺は本作のキャストに触れ「マイケル・ケインもハーヴェイ・カイテルも、佇まいから仕草までセクシーで、飽きることなく堪能させていただきました」と語り、会場の笑いを誘う。
高橋も「良い年の取り方をされていますよね」と思わず同意していた。さらに、ピアノやトランペットが趣味な“音楽好き”な面に触れられると「アカデミー賞にノミネートされた『シンプル・ソング』は魂に響くような歌でしたし、劇中に流れる『ジャスト』という曲がまたとっても心地良い曲で、まねしたいなぁなんて思いました」(渡辺)と語り、高橋も「私も歌うのも聞くのも好きなんですが、クラシックだけではなくロックなどさまざまなので、いろんな音楽が楽しめる作品ですよね」と話し、音楽トークで盛り上がる場面も見られた。
そして、阿佐ヶ谷姉妹がネタの披露をリクエストされる場面では「これはチャンスと捉えていいんでしょうか?」と切り出し、映画のイメージに合わせたという「アダルティーなショートコンサート」を披露。“阿佐ヶ谷ワールド”全開の歌で会場を大いに盛り上げた。
終始和やかな雰囲気でトーク&ライブが進む中、話は映画の舞台である“高級ホテル”についての話題に。一流俳優・高橋英樹を父に持つ娘として高橋は「大学生の時に母親とイタリアにある“お城”をイメージしたホテルに行ったことがあって、そこは芸術的で神秘的ですてきでした」と語る。
さらに、映画の内容にちなみ、“セレブ”ならではのエピソードを問われると「小学生の時に大好きだったタカラジェンヌの方が家に遊びに来たことがあって、それはすごくうれしかったですね」と語り、観客を驚かせた。
そしてイベントの最後には、阿佐ヶ谷姉妹が本作の主題歌でもある「シンプル・ソング#3」を熱唱し、本作で同曲を熱唱したオペラ歌手スミ・ジョーも顔負け(?)の美声を再び披露!
そんな阿佐ヶ谷姉妹に負けじと、今度は高橋が歌で映画の感想を披露。「アルプスのホテルで~私も癒やされた気分~♪」と、オペラ風に高らかに歌で表現すると、会場は大きな拍手と笑いに包まれ、イベントが大盛り上がりのまま終了した。
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