佐野瑞樹が天才科学者役で“ガリレオ”福山をパクる!?

2016/04/08 13:47 配信

芸能一般

制作発表に出席した(左から)佐野大樹、田村亮、鈴木勝吾、土屋佑壱

ジャニーズ事務所所属の佐野瑞樹、演劇ユニット*pnish*(パニッシュ)のリーダー・佐野大樹による兄弟演劇ユニットWBBの第10回公演「WBB vol.10 懲悪バスターズ」の上演が決定した。

WBBは、佐野兄弟が日本演劇界のワーナーブラザーズを目指し、これまで培ってきた互いのノウハウを駆使してプロデュースする公演。奇数回は兄・瑞樹が企画するSide-Wの“ワンシチュエーションコメディー”、偶数回は弟・大樹が企画するSide-Bの“アクション・活劇要素を含んだコメディー”を特徴として上演される。

「懲悪バスターズ」は田村亮(ロンドンブーツ1号2号)、鈴木勝吾、OH-SE(電撃チョモランマ隊)、五十嵐麻朝らが出演。大樹が演出・脚本を手掛ける“サイエンス×ホラー×アクション活劇”となる。

4月7日に都内で制作発表が行われ、佐野瑞樹佐野大樹田村亮鈴木勝吾、土屋佑壱が登壇した。

主役・館合を演じる瑞樹は「科学者役です。偏屈な天才という役なので、天才とはなんぞや、というところで、いろいろと天才について考えました。最終的にはドラマの「ガリレオ」('07・'08年、フジテレビ系)を第1話から見直そうかなと(笑)。それを見ながらパクろうかなと(笑)。自分が天才じゃないと天才って分かりづらいじゃないですか。(福山雅治と)うり二つの可能性がありますね(笑)」と笑いを誘いながら意気込みを語った。

田村亮一座の座長も務めている田村が「悪霊のレイブン役です。客演というのが初めてなので、緊張してます。人のところにお邪魔するという形なので、とりあえず足を引っ張らないように、と。舞台の演出の人はすぐ灰皿を投げると聞いているので、灰皿を投げられないように頑張りたいなと思ってます(笑)」とコメントすると、大樹は「投げません(笑)。最近の稽古場はだいたい禁煙ですから(笑)」とツッコミ。

演出・脚本の他、オーメン役として出演する大樹は「今回の話は“知ること”をテーマにしています。落ちこぼれの悪霊とそれを退治する偏屈な科学者が出会って、ちょっと心が緩んでいくという“ハートフルコメディー”です」と語る。

MCの土屋から「ポスターに思い切り“サイエンス×ホラー”と書いてありますが?」とツッコまれると、大樹は「ホラーは忘れてください(笑)。今回はホラーといっても、かわいいホラーなんです。今回は、出演もしてくださるOH-SEさんに振付をしていただいて、悪霊の超常現象をダンスで取り入れられたらいいなと思ってます」と説明した。

また、「兄弟のお互いの魅力は?」と質問されると、大樹は「兄でもあり、この世界の先輩でもあるというのが大きくて、僕は尊敬してます。物作りに対してのシビアさやこだわりをすごく感じますね。そこを負けないように頑張りたいです」と返答。

瑞樹は「真っすぐなところですかね。あとは、他の人にはなかなか本心を話せなかったり、普通は面と向かって言えないようなことを言えるのは、兄弟ならではだと思います。そういう意味ではシビアに作品に取り組んでいけるので、やはり兄弟であるメリットは大きいなと思います」と、互いに尊敬し合っていることを感じさせた。

最後に大樹は「楽しめる舞台、目で見て楽しめて、そして音でも楽しめるテーマパークを目指してエンターテインメントをやろうと思ってるんで、ぜひ見に来てください」と、瑞樹が「何よりも大切にしたいのは、見に来たお客さんが満足して帰ってもらえることなので、絶対に損はさせません。そんな舞台を作るので、ぜひ(会場となる)プレイハウスに足を運んでください」と呼び掛けた。

公演は5月19日(木)から22日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスで、5月28日(土)、29日(日)に兵庫・新神戸オリエンタル劇場で上演される。