最後は劇場の“床”にも感謝…高橋みなみがAKB48卒業

2016/04/09 06:15 配信

芸能一般

卒業するメンバーにとっての“儀式”――公演終了後、AKB劇場の廊下に飾られた自身の写真を取り外した高橋みなみ(c)AKS

4月8日、AKB48劇場(東京・秋葉原)にて「高橋みなみ卒業公演」が行われた。

すでに3月末に横浜スタジアムにて卒業コンサートを終えている高橋にとって、25歳の誕生日でもあるこの日がAKB48のメンバーとしてのラストステージ。

まずソロで「桜の花びらたち」をアカペラで歌い上げた後は、自身で考えたというセットリストに沿って「会いたかった」「ガラスの I LOVE YOU」ほか初期の公演曲や、「RIVER」「大声ダイヤモンド」「唇に Be My Baby」などシングル曲を後輩たちとともに披露した。

アンコールでは白いドレスに着替えて登場。「背中言葉」「10年桜」の後、10年あまりの“AKB48人生”を締めくくる最後の曲として選んだのが「桜の花びらたち」。あらためてメンバーたちと一緒に歌い、前田敦子や板野友美ら卒業した1期生もステージに集まって、高橋の卒業を祝った。

終演後、メディアの取材に応じた高橋は「劇場という“ホーム”でお客さん250人と向き合うと、10年前(※2005年12月8日が初ステージ)の自分の気持ちに戻ってしまう。もうここに帰れないという寂しさ、これが最後なんだという気持ちがありました」とラストステージに立った気持ちを明かしながら、「青春のすべてがあそこ(劇場)にありました。毎日ステージに立ち、何を目標にしたらいいかとか、ときに遊び心を持ったほうがいいとか、そして、もちろんファンあっての自分たちなんだなとか、いろんなことを教えてくれた場でした」と振り返った。

また最後、ステージの去り際に床を名残惜しそうに触っていた理由を問われると、「二度と(現役メンバーとして)劇場の床を踏むことができないし、傷を見ると10年を歴史を感じて…。『ありがとう』という気持ちで触りました」と語っていた。

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