「情熱大陸」世界選手権を終えた羽生結弦の思いとは

2016/04/10 07:03 配信

芸能一般

4月10日(日)、記念すべき900回目の放送となる「情熱大陸」(TBS系)で、フィギュアスケーター・羽生結弦選手に密着(C)MBS「情熱大陸」

今シーズン、歴代最高得点を連発し圧倒的な強さを見せながらも最終戦である世界選手権で王座奪還を果たせず、惜しくも2位に終わった羽生結弦選手が、4月10日(日)放送のドキュメンタリー「情熱大陸」(毎週日曜夜11:00-11:30TBS系)でその胸の内を明かしている。

同番組はMBS(毎日放送)で制作され、さまざまな分野の第一線で活躍する人物に密着する中で、その人物の魅力や仕事に対する姿勢、プライベートの素顔に迫るドキュメンタリー。

‘98年の放送開始以来19年目を迎えた同番組では、900回の節目に当たる記念放送のために、羽生選手にことし1月より密着取材を開始。

織田信成、宇野昌磨選手らと共に出演したアイスショーの舞台裏や、世界選手権に向けてホームリンクであるカナダ・トロントでブライアン・オーサーコーチらと練習に励む日々にカメラを向け続けてきた。

'15年にNHK杯、グランプリファイナルで最高得点を連発し「絶対王者」と呼ばれるようになった羽生選手。常にメディアから注目されアイドル顔負けの人気者となったが、取材中、ディレクターに向けぽつりと「孤独ですよ…ホント」とつぶやいた。

常に人前ではクールな表情を見せ、試合後のインタビューなどではまだ21歳とは思えぬ堂々たる振る舞いをする羽生選手だが、その胸の内にはスケートに集中したいがために抱く特別な思いがあった。

番組ではそんな羽生選手のこれまでのスケート人生を振り返りながら、その「強さと弱さ」をひもといていく。

そして、意外な私服姿や先輩・後輩スケーターとの気の置けないやりとりから、世界選手権が終わるまではトップシークレットだった左足のけが、激動のシーズンを終えた今の率直な心境まで、素顔の21歳の姿に迫っていく。

羽生選手自身、番組の取材について「プレッシャー、めちゃプレッシャー(笑)。等身大の自分でいればいいかなと思っています。それが900回であろうと901回であろうと、もし1000回であったとしても、自分というものは自分しかいないので、自分らしく表現できればと思います」と語っている。

今回、取材を担当するのは、自身も元フィギュアスケーターという異色の経歴を持つ宮瀬永二郎ディレクター。「彼が取材で語る“さらなる進化”の“進化”とは何なのか。自ら“弱い人間”と言いながら“逃げてもいいことは一つもない”と、周囲の期待を背負っていることを自覚している羽生結弦という一人の若者の“覚悟”と微妙な“葛藤”を伝えることができたらと思っています」と意気込んだ。

「情熱大陸」記念の900回放送。けがを隠してシーズン最後の大舞台に挑んだ羽生選手が今思うこと、進化を続ける21歳の素顔をのぞいてみよう。

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