竹内力「仕事後、公衆便所でリーゼントに戻していた」過去を語る

2016/04/21 12:00 配信

芸能一般

“自身初”となる冠番組「竹内力、始めました」に出演する竹内力ヘアメイク:唐澤 知子 スタイリスト:遠近 浩子

4月でデビュー30周年を迎える竹内力。4月28日(木)にはCS放送の映画・チャンネルNECOで竹内の映画、Vシネ、バラエティ番組が24時間ぶっ通しでオンエアされる。竹内といえば代表作“ミナミの帝王”のイメージが強いが、デビュー当時はトレンディドラマで活躍していた。気になるデビューのきっかけや、コワモテの役をやるようになった経緯を伺った。

――デビューのきっかけは何でしたか?

「高校卒業後に勤めていた会社を辞めた後、空港で学生時代の先輩二人にばったり会ったんです。先輩たちは東京で音楽をやっていて『東京、面白いぞ』って言うんですよ。『お前、会社辞めるんだったら1回ぐらい東京来るか?』って誘われて思わず『行く行く!』って。それで上京してしばらくしたら事務所の人に声を掛けられたんですね。1カ月半ぐらい悩んだけど、何とかなるかと思ってこの世界に」。

――そして映画やドラマに出演するようになり、'88年の「ころがし涼太 激突!モンスターバス」でついに映画初主演を果たしましたね。

「当時はトレンディドラマの時代で、俺も結構くそ真面目な役をやらされて、やってらんねぇなって思うこともあったんですよ。自分のことは『僕』って言わなきゃいけないとか、ガニ股はダメとか、髪形は横分けにしないといけないとか。俺、会社員の時からずっとリーゼントで通してきたけど、俳優の仕事の時だけ髪を下げて、仕事が終わると公衆便所でまたリーゼントに戻してたから(笑)。でも、『ころがし涼太―』は元暴走族のバス運転手って役だったから、そういう変な規制がなくて。やっと自分に近い役に出合えた感じでしたね。あんまり役作りしてない」。

――「―ミナミの帝王」の萬田銀次郎、「バトル・オブ・ヒロミくん!」の白鳥ヒロミはどんなふうに演じていたんでしょうか?

「萬田銀次郎は漫画の通りにはしたくなかったんで、自分でキャラクター作ったからね。漫画は眼鏡だったからサングラスに変えて、車も自分で選んだ。クールで二枚目なキャラクターにしたかったんですよ。ただ、そのイメージがあまりにも付き過ぎたので、白鳥ヒロミは鼻をほじったりとか白目をむいたりとか、三枚目のキャラクターにしたんだな。弱い者いじめをしないヒーロー的存在でもあるので、イメージは「仮面ライダー」の大人版の三枚目バージョンみたいな感じ(笑)」

――4月からは「竹内力、始めました」がスタートしますが、バラエティ番組に挑戦する理由とは?

「今まで体験したことのないワクワク感で受けました。人生は刺激が必要だからね」。