小林稔侍が駅弁好きの所轄署刑事・神保徳之助を演じる「駅弁刑事・神保徳之助」シリーズの第10弾が、5月2日(月)にTBS系で放送される。
10作目の舞台は、古い街並みやきれいな水路に恵まれた風情ある町、滋賀・近江八幡。徳之助は友人の望月(泉谷しげる)から手紙を受け取る。望月は15年前に理由を言わずに刑事を辞めて以来、故郷の近江八幡で暮らしており、徳之助に遊びにくるよう促す手紙だった。
望月が自分に何か話したいことがあるようだと感じ取った徳之助は、休暇を取って近江八幡を訪問する。望月と再会を果たした徳之助は、望月が館長を務める伝統工芸館で簾職人の胡桃沢靖枝(上原多香子)と出会い、靖枝が15年前に望月が関わった事件の関係者だと気付く。
今作で、キーパーソンとなる靖枝を演じる上原に話を聞いた。
――ご自身が演じられる靖枝の役柄を教えてください。
若いころから孤独で、いろいろ背負い、質素に暮らしている女性です。
――今回、10シリーズ続く「駅弁刑事」シリーズに初めて出演されたと思いますが、オファーされたときの感想と共演者の小林さんの印象や現場の様子を教えてください。
稔侍さんとは、10代のころにドラマでご一緒させていただいていたので、久しぶりにお会いできることがうれしくて楽しみでした。
――舞台は滋賀・近江八幡。実際に近江八幡に行かれて撮影されたと思うのですが、近江八幡や現地での思い出を教えてください。
趣味が神社巡りなので、撮影現場のすぐそばに近江八幡宮があり、毎朝、撮影前に手を合わせに行ってました。
――簾職人ということで、実際に簾作りを行ったと思いますが、難しかった点や楽しかった点はありますか? また、事前に練習されていたのであれば、どのくらい練習されたのかも合わせて教えてください。
撮影に入り、滋賀ロケの合間に、職人さんを訪ね、練習をさせていただきました。一つ一つの作業に没頭し、私に合うお仕事だなぁと思いながら、時間を忘れて黙々とやっていたので、大変というより、楽しくやらせていただきました。
――小林さんの他にも、泉谷さんなど、個性豊かな出演者が多数おられたと思いますが、共演者の方々とのエピソードを教えてください。
泉谷しげるさんとは今回初共演でしたが、とても優しくしていただき、いろいろお芝居に関してもアドバイスいただき、とても良くしていただきました。
――タイトルにちなみまして、上原さんご自身はお好きな駅弁はありますか? お薦めの駅弁を教えてください。
駅弁ではないのかもしれませんが、新大阪駅で買える、絹笠さんの「とん蝶」が大好きです。
――最後に本作の見どころを教えてください。
人と人とのつながりや、出会い、思いをあらためて感じられる作品です。滋賀のすてきな街並みも見ていただけると思います。
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