6月25日(土)に全国公開される綾野剛主演映画「日本で一番悪い奴ら」より、ポスタービジュアルと映画コメンテーター・赤ペン瀧川が解説する特別映像が公開された。
同作は、日本警察史上の最大の不祥事といわれる“稲葉事件”をモチーフに描かれる、前代未聞の警察エンターテインメント。「凶悪」('13年)で、国内の各映画賞を総ナメにした白石和彌監督と、綾野が初タッグを組むことで話題を集めている。
このたび解禁されたポスタービジュアルでは、制服に身を包み手錠をつかむ綾野。己の信じる正義を貫き通す警察官の固い意思を感じるが、特別映像ではインパクト大な“悪顔”を披露している。
綾野は、北海道警察本部の刑事・諸星のたどった26年を演じ切り、年齢に合わせて体重を10kg増減させるなど、外見も大きく変貌させながら己の信じる正義を貫き通すアンチ・ヒーローを誕生させる。
さらに、異色の犯罪チーム“チーム日悪”のヤバさにも注目が集まる。諸星の捜査協力者で“S”と呼ばれる裏社会のスパイを演じるのは中村獅童、YOUNG DAIS、お笑い芸人のデニス・植野行雄。
中村は、強面と優形を併せ持つヤクザを怪演。諸星に心酔し、献身的に仕える“S”に扮(ふん)するYOUNG DAISは絶妙の“舎弟感”で寄り添う。
うってつけの適役と既に絶賛と爆笑を集めているのが、盗難車バイヤーのパキスタン人に扮する植野だ。日本語はペラペラだが、外国語は全く喋ることができないという本人があえてカタコトの日本語でまくしたてる姿は抱腹絶倒必至だ。そして、先輩刑事役のピエール瀧が、不敵な笑みで諸星が悪に手を汚すきっかけを与えるキーパーソンを演じる。
何よりも実話がベースなっているところが本作のヤバいところだが、フィクションとノンフィクションの狭間を描く衝撃の問題作を見れば、ちょっとだけワルの気持ちが分かるのかも。
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