中学生だった一昨年、地元の岐阜県でスカウトされて芸能界入り。この春から高校生になった松風理咲は「グッドパートナー 無敵の弁護士」(テレビ朝日系)で連ドラデビューを果たした。演じるのは竹野内豊と松雪泰子扮する弁護士同士の元夫婦の一人娘、みずき。そんな彼女に現在の心境を聞いた。
──最初にスカウトされたときはどう思いました?
松風:初めは「ホントに!?」っていう感じで、疑ってましたね(笑)。原宿で…とかだったら分かるけど、岐阜でスカウトなんてあると思っていなかったので、実感がわきませんでした。
──昨年はネットシネマや東京メトロのCMに出演しましたが、改めて振り返って、いかがですか。
松風:今見ると、緊張でガチガチなのが自分でも分かります。「ここはもっとこうすればよかったな」なんて思うことばかりですね。もう少し上手くできていれば…って思います。
──この春から高校生になりましたが、初の連続ドラマ「グッドパートナー 無敵の弁護士」で演じているのは小学6年生の役ですね。
松風:ドラマの中でランドセルを背負うと、若返った気分になります(笑)。普段から実年齢よりも下に見られることが多いので、この役も無理なく演じられるかなと思いました。逆に自分が高校生になったっていう実感もまだわいていないので。竹野内さんから「実年齢の役よりも、自分がかつて経験した世代の役を演じるほうが、昔の自分を思い出してできるからやりやすいよ」って言っていただいて、確かにそうだなって思いました。
──自分よりも年下の役を演じる上で気を付けていることはありますか。
松風:みずきは小6としては大人びた子なんですけど、あまり大人びた感じになりすぎないようにしています。両親が離婚しちゃってショックだと思うんですけど、それを表に出さないところがすごいですね。でも、本当は寂しいんだろうな…という部分を表現するのが難しいなって思います。
──初めての連ドラですが、今までの映画やCMと比べて違いを感じることはありますか。
松風:連ドラは1日のスケジュールがきっちり決まっていて、撮影の進行が早い印象はあります。その中で自分の思うような演技をしないといけないし、監督さんの指示にもきちんと応えないといけないし、大変だなって思います。
──普段から瞬発力はあるほうですか。
松風:どうですかね。自分では意識していないんですけど、よく周りからはどんくさいって言われます(笑)。さっきも写真撮影のときに、何もないところですべってコケちゃったりして…。
──(笑)。特技もたくさんあるし、運動神経はよさそうですけどね。
松風:運動は得意なんですけど、普段の生活はまたちょっと別みたいです(笑)。
──「グッドパートナー ―」も物語はまだまだ序盤ですが、今後どんな展開を迎えてほしいと思いますか。
松風:最後はやっぱり両親が仲直りして、もう一度家族3人で一緒に暮らせるようになったらいいですね。みずきも2人を仲直りさせようとしているのが伝わるし。でも、そうなるとベトナム人のお手伝いさんのグエンさん(上地春奈)がいなくなっちゃうから、それはちょっと寂しいですけど(笑)。
──みずきと、グエンさんや家庭教師の島谷さん(宮崎香蓮)とのシーンは見どころの一つですよね。
松風:お2人とのシーンはとても楽しいです。特に上地さんはいつもテンションが高くて、撮影の合間にもよくベトナムの話をしてます(笑)。
──目標とする女優さんは?
松風:黒木華さんに憧れています。演技が柔らかくて優しくて、でも、心にグサッと響く感じで。あんな風に、見ている人の心に伝わる演技ができる女優さんになりたいです。将来的には刑事ドラマやミステリーにも出たいので、今回の竹野内さんや松雪さんみたいに弁護士さんの役もできるようになりたいです。
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