4月22日放送の「A-Studio」(TBS系)に女優の波瑠が出演し、笑福亭鶴瓶がトークを仕切るスタジオに「おじゃまします」と帰ってきた。
2013年4月から1年間「A-Studio」の5代目アシスタントを務めていた波瑠が、ゲストとして再登場したことに鶴瓶は「めっちゃ嬉しいんですよ、こないだまでここ(隣り)におったんや」と感慨深げに目を細めた。
雑誌「Seventeen」や「non-no」の専属モデルを卒業して以降、ドラマや映画に大躍進している波瑠のことを、現在アシスタントを務め元「Seventeen」モデルでもある森川葵も「大先輩の話をここで聞けるなんて」と感激しながら迎えた。
NHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインを演じた波瑠は、朝ドラで今世紀最高の視聴率を獲得したこともあり、国民的女優となった。
主役が決まったときに「えらいことになるで」と電話をしたという鶴瓶に、波瑠が「出てくださいよってお願いしたんですよね」と出演依頼をして朝ドラ共演が実現。鶴瓶が「座布団の下に台本を隠していた」と、撮影現場で怒られていたことを暴露した。
10か月に及ぶ撮影期間を終え大変だったことは「大阪弁」だったという。「何がつらいかって、誰もがあこがれる、皆がやりたいことをやっている、でも『ちょっとつらいな』って思っちゃっている自分に…(腹が立って)。1年間ひとつの役を、毎日終日…。最初は慣れるまではキツかったですね」と当時の戸惑いを吐露した。
その話から、鶴瓶は「お母さんに『やめたい』ってメールしたんやろ?」と波瑠の母親に直接取材し「『やめたらいい。その代わり1年間やってからやめなさい。それからなりたいブリーダーにでもなったらいい』と。でもその後はそんなメールはこなかったって言ってたわ」と聞きだしたことを報告。その母のどっしり構えた大きな愛を思い出し、波瑠は大きい瞳に涙を浮かべた。
また、朝ドラ共演者同士の雰囲気がとても良く、玉木宏がミシンで縫ったきんちゃく袋に、波瑠が刺しゅうを施し、近藤正臣へプレゼントしたことも明かした。
鶴瓶はラストに「僕が一番嬉しいのは、ここで育った人間がスターとして帰ってきてくれる。これを迎え入れられる僕自身の幸せっていうのがあんねん。成長した彼女を見て本当に幸せ。これから本当の大スターになっていく波瑠を見届けたいと思います」と父のような表情でエールを送った。