「ONCE ダブリンの街角で」('06年)や「はじまりのうた」('13年)で、世界中の多くの人々に“私の特別な監督”と愛されているジョン・カーニーの最新作「Sing Street(原題)」が、邦題を「シング・ストリート 未来へのうた」として、7月9日(土)より全国順次公開されることが分かった。
ことしの「サンダンス映画祭」で最も熱いスタンディングオベーションを浴びるなど、待望の監督最新作にして半自伝的作品が日本に上陸する。また、本作は渋谷パルコ建て替えに伴う一時休業に伴い、8月7日(日)に休館となる東京・渋谷シネクイントのクロージング作品となる。
本作の舞台はダブリン。両親の離婚、いじめなどで人生どん底の少年がバンドを組み、ストリートや海辺でPVのゲリラ撮影を重ねるうち、切ない恋と胸を打つ友情が加速していく。
迷える若者の救世主だったデュラン・デュラン、A-㏊、ザ・クラッシュなど、80年代のブリティッシュサウンドに載せて、音楽が人と人の心をつなぎ、共に運命を切り開く力をくれる瞬間を鮮やかに切り取る、青春音楽エンターテインメントの傑作となっている。
本作の主題歌を担当したのは、「はじまりのうた」で映画初出演して話題となった全世界で大人気のマルーン5のアダム・レヴィーン。アコースティックなサウンドにアダムの歌声が載り、前向きな気持ちにさせてくれる至極の一曲が映画のラストを彩る。
【STORY】'85年、大不況のダブリン。人生の14年をどん底を迎えるコナーは、父親の失業のせいで公立の荒れた学校に転校させられ、家では両親のけんかで家庭崩壊寸前。
音楽狂いの兄と一緒に、隣国ロンドンのMVをテレビで見ている時だけがハッピーだった。ある日、街で見掛けたラフィナの大人びた美しさにひと目で心を打ちぬかれたコナーは、「僕のバンドのPVに出ない?」と口走る。
慌ててバンドを組んだコナーは、無謀にもロンドンの音楽シーンを驚がくさせるPVを撮ると決意、猛特訓&曲作りの日々が始まる。
出演はフェルディア・ウォルシュ=ピーロ、エイダン・ギレン、マリア・ドイル・ケネディ、ジャック・レイナー、ルーシー・ボーイントンら。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)