「不機嫌な果実」“禁断の愛”の物語が幕を開ける

2016/04/29 07:00 配信

ドラマ

この春最も大人のラブストーリーがいよいよ幕を開ける(C)テレビ朝日

林真理子の傑作不倫小説を約20年ぶりにドラマ化する「不機嫌な果実」(テレビ朝日系)が、いよいよ4月29日(金)にスタートする。

同ドラマは、既婚者である主人公・麻也子(栗山千明)が情熱的な音楽評論家・通彦(市原隼人)と出会い、道ならぬ愛に溺れていくさまを描く、大人の泥沼ラブストーリーだ。

初回のストーリーは、結婚して5年、麻也子は夫の航一(稲垣吾郎)から全く相手にされなくなり、職場でも冷遇を受ける日々。「私は損をしてるんじゃないだろうか?」「本当に私はついてない」「夫選びを間違えたのかもしれない」などといった鬱屈(うっくつ)した思いを、事あるごとに抱いていた。

そんなある日、誕生日を迎えた麻也子は、航一から珍しく食事に誘われる。久々に夫の優しさに触れ、喜びがこみ上げる麻也子だったが、航一が連れて行った先は彼の実家だった。

あろうことか、反りが合わないしゅうとめ・綾子(萬田久子)を交えた誕生会という、地獄のような“オチ”が待っていた。

しかも、悪いことは続き、数日とたたないうちに、麻也子は自分では“キープ”していたつもりだった弁護士・南田典雄から、若い女性との結婚報告を受けるハメに。みじんも予想していなかった展開に、ぼうぜんとしながらも麻也子は自分は損していると確信する。

そんな時、麻也子の大学時代の友人・久美(高梨臨)が離婚で手にした慰謝料をつぎ込み、ワインバーを開店。同じく友人の玲子(橋本マナミ)と一緒に来店した麻也子は、開店祝いの花の中に懐かしい名前を発見する。

それは、麻也子が独身時代に不倫をしていた敏腕広告マン・野村(成宮寛貴)だった。もちろん野村とはもう何年も接点がなく、玲子から「連絡してみたら?」とけしかけられた麻也子は苦笑いするが、内心ではまんざらでもなかった。

その直後、麻也子は思わぬハプニングに見舞われる。店内でピアノ演奏をしていた通彦に、うっかり赤ワインを引っ掛けてしまった。麻也子が慌てて差し出したクリーニング代も受け取らず、通彦は穏やかにその場を去っていく。

ほんの一瞬の出来事だったが、この出会いがやがて、2人の人生を大きく変えることになる。

この春最も大人なラブストーリーが、栗山、市原、稲垣ら大人のキャストによって繰り広げられる。見終わった後は、恋がしたくなる禁断症状が現れる人が続出するかも?