ハリルホジッチ監督が欧州選手権を熱弁「視聴は義務」

2016/04/29 07:30 配信

芸能一般

「EURO 2016 サッカー欧州選手権」の会見に登場したヒデ、北澤豪、ハリルホジッチ監督、佐々木則夫氏、杉山セリナ(写真左から)

WOWOWでは、6月10日(金)よりフランスで開幕する「EURO 2016 サッカー欧州選手権」の全51試合を生中継する。

放送に先立ち、制作発表会見が行われ、WOWOWアンバサダーに就任したサッカー日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督、前サッカー日本女子代表監督で今大会のゲスト解説を担当する佐々木則夫氏、メーンMCのペナルティ・ヒデ、解説の北澤豪、今大会の放送を盛り上げる“EUROガール”の杉山セリナが登壇した。

大会は、4年に一度開催される欧州No.1を決めるサッカーの祭典。フランス開催の今大会には過去最多の24カ国が出場する。

ハリルホジッチ監督は優勝予想を求められ「大概私の予想は当たらないんだけど…」と苦笑しながら、「開催国のフランスが本命では」と回答。すかさず「そのすぐ次に可能性があるのは、ベルギーとイングランド。台風の目はクロアチア」と付け加え、多くの国に優勝の可能性があると含みを持たせた。

また、「今大会は若手が台頭する大会になるだろう。ドイツ、イタリア、スペインの優勝は厳しいかもしれない。ドイツは世代交代があまり進んでおらず、もう少し時間がかかる。スペインも同じ。イタリアは近年、活躍できていない」と鋭く分析した。

大会の注目選手について問われると、胸の内ポケットからメモをひょいと取り出したハリルホジッチ監督。「クリスチアーノ・ロナウドやルーニーではなく、日本で知られていない選手を紹介したいんだ」と、フランス代表で、岡崎慎司の所属するレスター・シティのMFエンゴロ・カンテら10人近くの選手の名前を挙げた。

大会の見どころについては「欧州を代表する強豪国はほとんど出場する。そこから欧州の最新のトレンドが読めるだろうし、日本のサッカーにとってのヒントもあるだろう。サッカーファンに限らず、サッカー関係者なら夜中に起きて、この大会を見ないといけない。サッカー人なら義務だと思う」と“ハリル流”の表現でアピールした。

終始ビシバシと欧州サッカーについて熱弁したハリルホジッチ監督を見て、ヒデと杉山は目を丸くして真剣に話に聞き入っていた。

会見後、ヒデは「説得力がすごかったですね。このステージの裏では(現在CMで使用されている)“WOWOWメガネ”を掛けてふざけてるのに」とハリルホジッチ監督のおちゃめな一面を明かし、取材陣を笑わせていた。

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