金子ノブアキが大波乱のNBAプレーオフを予想!

2016/04/30 07:00 配信

芸能一般

長年NBAを見続けてきたミュージシャン、俳優の金子ノブアキが波乱のプレーオフを語る!

超人たちが激闘を繰り広げるプロバスケットボールリーグ、NBAがプレーオフに突入。現在、東西ともに1回戦も終盤に差し掛かっている。今回、俳優・ミュージシャンとして活躍する金子ノブアキを直撃。90年代から観戦を続けている生粋のNBAファンに、プレーオフの展望や、これからのNBAについて語ってもらった。

――まずは、プレーオフの展望を聞かせてください。金子さんが応援しているゴールデンステイト・ウォリアーズ以外で気になるチームはありますか?

ポートランド・トレイルブレイザーズは昨季と全く違うチームで、C.J.マッカラムがすごい頭角を現していますね。去年まではラマーカス・オルドリッジとデイミアン・リラードのツーメンゲームで回すシーンが多かったけど、バックコート中心になっている。スタメンが4人も抜けて、とはいえ悪くなってないっていうのが不気味ですよね。

――西準決勝ではサンアントニオ・スパーズとオクラホマシティ・サンダーの対決が決まっています。

サンダーは今年が正念場でしょうね。ただ、スパーズはレギュラーシーズン67勝で、今までのスパーズで一番充実しているんじゃないかな。オルドリッジもどんどんフィットしてきて、カワイ・レナードとのツーメンゲームで基本は進められる。百戦錬磨のビッグスリーは疲れることなくプレーできるし、アンドレ・ミラーとケビン・マーティンが補強で入って、デイビッド・ウェストもいるし…ずるい!(笑) ウェストがあの給料で入るなんてずるいですよ(笑)。でも求心力があるんですよね、監督のグレッグ・ポポビッチに。

――東で注目しているチームはありますか?

マイアミ・ヒートに注目しているんですけど、シャーロット・ホーネッツも良いですよね。“リンサニティ”をもう1回見たいじゃないですか。マイケル・ジョーダンのオーナーとしての手腕も、段々ですけど20年掛けて磨かれてきてるのかな(笑)。東はクリーブランド・キャバリアーズが本命として、やっぱりマイアミは相当バランス良いですよね。

レブロン・ジェームズが古巣に負けるようなことあったら…って、妄想しちゃいますね。でも、レブロンがクリーブランド・キャバリアーズで優勝するところも見たいです。レギュラーシーズン終盤からはウォリアーズにピントがいき過ぎて、誰もレブロンの話していなかったんだけど、個の力でいったらブッチギリで凄いのはいまだにレブロンなんですよね。

――まだプレーオフも序盤ですが、今季を振り返ってみていかがですか?

東はビッグマンが充実してますね。また新時代が来て、平面バスケと五分五分くらいになったら一番面白いのになって思います。あと、今季で西高東低(東西カンファレンスでの戦力の偏り)は終わるような気がしています。メンバー的にも「今季ダメなら解体待ったなし!」っていうチームが多そうだし、プレーオフが終わって、オフになったら相当動くんじゃないかな。

監督はすでに動いているし、それによって勢力図も変わってくるから、今季で本当に一区切りする感じがしますね。レギュラーシーズン最終日に象徴されていましたよね。コービー・ブライアントが引退試合で60得点して、ウォリアーズが73勝を達成して、同じ日に終わりと始まりがあった感じで。

――それを目撃できたのは感慨深いですね。これまでで強く印象に残っている試合はありますか?

僕、1999-2000シーズンのジャパンゲームを見に行ったんですよ、ミネソタ・ティンバーウルブズとサクラメント・キングス。ケビン・ガーネットとクリス・ウェバーがマッチアップしていて、ガーネットは顔小っちゃくて、足めっちゃ速かったですね(笑)。コートサイド付近の席で見てたんですけど、トラッシュトークも超すごかった(笑)。ジェイソン・ウィリアムズもいたし、キングスが強いときで、良い試合でしたね。