宮崎あおいの天然に、佐藤健「あおいちゃんは悪くない」

2016/05/01 18:52 配信

映画

5月14日(土)に公開される「世界から猫が消えたなら」のイベント試写会が行われ、佐藤健、宮崎あおい、そして主題歌に抜てきされた17歳の新人シンガーソングライター・HARUHIが登壇した。

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同作は数々のヒット映画を制作してきた映画プロデューサー・川村元気が「LINE」連載小説という世界初の形態で発表した、同名の人気小説が原作。

余命わずかと宣告された佐藤演じる郵便配達員が、突然現れた“自分と同じ姿をした悪魔”に「世界から何かを一つ消すことで、一日の命を得る」という取引を持ち掛けられ、かつての恋人、親友、家族との絆を確かめていくヒューマンドラマだ。

主題歌アーティスト・HARUHIのライブの後、佐藤と宮崎がサプライズで登場。事前告知がなかったため、観客が騒然としていた。

「本当にすてきなライブをHARUHIさん、ありがとうございました。袖で聴いていて感動しました。映画を見終わった直後の皆さんの前に出てくるのは恥ずかしいですし、すごく緊張するんですけど、せっかくの機会なので皆さんからの感想とかを聞かせていただけたらいいなと。すてきな時間を過ごせたらいいなと思いますので、よろしくお願いします」(佐藤)

「本日は映画を見てくださってありがとうございます。本当に素晴らしい歌声を、袖で聴いていて透き通るような声で、何かこう映画のシーンを思い出す場面もあったりして、素晴らしい体験をさせていただきました。ありがとうございます」(宮崎)と、それぞれHARUHIのライブの感想を交えてあいさつ。

「世界から猫が消えたなら」イベント試写会にサプライズ登壇した佐藤健、宮崎あおい


試写会が終わった直後ということで、佐藤の言っていた通り、観客の感想を聞くことに。好意的で的を射た感想を聞き、宮崎は「よく佐藤君が、この映画を見て、主人公が自分であると。自分を投影していてというか、照らし合わせてというか…、あれ、何て言っていたんでしたっけ?(笑)」と、良いことを言おうとして、ど忘れしてしまうハプニングが。これには慌てて佐藤も「ここも!?(笑)」と、すかさずツッコミを入れていた。

宮崎は自分が言いたいことが分からなくなり、佐藤に助けを求める


宮崎は「すごく良いことを言っていらっしゃったのですが、自分の言葉で言わないといけないと思ったら言葉が出て来なくなっちゃって」と照れ笑いを浮かべて助けを求める。

急にバトンを受け、佐藤は「よく言わせてもらっていることが、僕とか宮崎さんの役は名前がなくて、あくまで“僕”役、“彼女”役なんです。それってすごく深い意味があって、僕たちがやりたかった、意図していたことというのは、“僕たちの物語”で感動するのではなくて、僕たちを通して皆さん自身の人生に投影して、皆さん自身の人生に感動してほしかったんです。

あくまで僕たちは媒介であって、僕たちを通して映画を見ながらそれぞれ一人一人の物語を、自分の映画を見ているような感覚になってほしい、という思いで作らせてもらっています。名前がないということはそういう意図があるんです」と、“正解”を導きだした。

恥ずかしそうに、宮崎は「そういうことをいつもおっしゃっていたので(笑)。(観客が)自分の人生を思い返してくださっているとか、そういうふうに見てくださっているのは、すごくこの映画にとってもうれしいことだなって感じます」とまとめた。

「17歳のときは丸々していた」と照れ笑いを浮かべる宮崎


一方、HARUHIはこのライブを初めて見た際の感想を聞かれ「本当に感動しました。最後のシーンから曲の終わりまでの部分、自分で言うのも何ですけど、グッときましたね(笑)。曲の最初のブレスから始まるんですけど、すごくグッときました。映画で泣けない人なんですけど、ウルッときました」と絶賛。

“HARUHIのコメントを受けての感想”を聞かれた宮崎は「…自分が見た感想ですか? えっ?(笑)」と、うっかり発言で観客からは笑い声が。しかし、佐藤が慌てて「これはあおいちゃん悪くないと思います。そう思うよね。あおいちゃんのせいじゃない。みんなのせい、空気のせい。むしろお客さん含めてみんなのせいです(笑)」とフォローを入れていた。

宮崎は、試写会後の観客と話すことがうれしいんだそう


最後に宮崎と佐藤はそれぞれ「きょうは映画を見てくださってありがとうございました。あまり映画を見た後のお客さまとお話する機会はないので、見てくださった方が、どういうふうに感じたかとかを聞けて、私にとってもいい時間になりました。公開は14日(土)からになります。また劇場に足を運んでいただけたらいいなと思っています。皆さん本当にありがとうございました」(宮崎)

「皆さん公開前にもかかわらず、いち早くこの映画を見たいと思ってくださって、足を運んでくださってありがとうございます。短い間でしたけど、本当にすてきな時間を過ごせました。皆さんのおかげです。この映画を見た皆さんの毎日が少しでも優しく、温かいものになればうれしいです。本当にありがとうございました」(佐藤)と、コメントした。

サプライズで登場した佐藤、宮崎に観客はビックリ

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