井上芳雄&山崎育三郎「モーツァルト!」が今夏初放送

2016/05/02 07:00 配信

芸能一般

帝劇ミュージカル「モーツァルト」でそれぞれ主演を務める井上芳雄、山崎育三郎(写真左から)Photo by Leslie Kee

世界的音楽家、ヴォルフガング・モーツァルトの波乱に満ちた生涯を描いたミュージカル「モーツァルト!」が、WOWOWにてこの夏テレビ初登場。ダブルキャストを務めた井上芳雄山崎育三郎それぞれの主演バージョンが7月と8月に放送される。

'99年、オーストリア・ウイーンで初演された本作は、世界的大ヒットミュージカル「エリザベート」の脚本・作詞、ミヒャエル・クンツェと音楽・編曲、シルヴェスター・リーヴァイによる作品だ。

本作も世界中で上演され、日本では'02年の初演から何度も再演されてきた大ヒットミュージカルだ。日本版の訳詞・演出は宝塚歌劇団理事の小池修一郎。

初演から12年、ヴォルフガングを演じてきた井上は「世の中の厳しさも優しさも、ヴォルフガングに教わった」と語るが、モーツァルトの没年齢と同じ35歳になった'14年、この役からの“卒業”を決意し、ファイナルステージを迎えた。

一方の山崎は、'10年公演に続き2回目の挑戦。無我夢中だったという前回から4年を経て「今の自分を通してしか表現できないヴォルフガングを全力で演じる」と宣言し、演じた。

WOWOWでの放送が決定し、あらためて井上と山崎の2人がコメントを寄せた。

「僕は、'02年の初演からヴォルフガング・モーツァルト役をやらせていただいていましたが、おととしで卒業いたしました。その卒業公演の模様が放送になります。DVD化もされておりますが、ぜひ放送でもご覧ください」(井上)

「24歳のとき、この作品で初めて主演として帝国劇場に立たせていただきました。僕にとって、人生の転機となった大切な作品です。映像化され、1人でも多くの方に『モーツァルト!』の世界をお届けできることを幸せに思います。壮大で美しい音楽で奏でる『ありのままの僕を愛してほしい』ヴォルフガングの壮絶な人生をぜひ体感してください」(山崎)

井上ヴォルフガングのファイナルステージと、山崎ヴォルフガングのパワフルなステージ、2人の“ヴォルフガング”の違いや魅力を堪能してみては?