アップアップガールズ(仮)が4月30日、25歳の誕生日を迎えた仙石みなみをフィーチャーした「仙石みなみ生誕公演~武士女道~あなたのハートを斬る」を開催。演劇とライブを交えた、普段のライブとは違ったスタイルで行われた公演で、仙石は本格的な殺陣を披露した。
“好きな言葉は侍魂”というキャッチフレーズを使うほど侍好きの仙石がステージに登場すると、ソロで「なめんな!アシガールズ」を歌唱。そこから演劇ユニット・30-DELUXの役者陣が参加した、戦国時代を舞台にした音楽時代劇「Road to SAMURAIDOL」に突入していく。
仙石の役柄は「御屋形様に仕える女侍」で、人を傷つけたくないという思いから刀を抜けない彼女が成長し、“サムライドル”を目指していくという物語。
敵侍にさらわれてしまった御屋形様を救うために決闘を余儀なくなされ悩む仙石の前に、映画「スター・ウォーズ」のオビ=ワン的なマスターが現れ「刀は人を傷つけるだけではなく、乗せる思いによっては人を生かす刃となる。そうできるかはお主次第。迷いを自らの刃で断ち切れ!」という言葉を放つ。
マスターの声に意を決した仙石は、「私は己自身の刃でみんなを笑顔にしたい! それが私が求めるサムライドルの道だぁぁ!」と刀を掲げる。御屋形様を助けるため敵侍との戦いに挑むと、斬られた敵侍が「み~~~こ!!」と仙石の愛称を叫びながらとりこになっていく。
「私のアイドル魂を乗せた刀でハートを斬られると、私のファンになる」という、仙石流のサムライドルの極意を身につけた彼女は、無事に御屋形様を救出。「武士女道、ここに極まれり!」と仙石が声を上げ、演劇はハッピーエンドとなった。
コメディー要素もあり真剣な場面も歌もありと、メリハリ良く進んでいくストーリー展開でファンを終始引きつけた「Road to SAMURAIDOL」。仙石は劇中の「バレバレ I LOVE YOU」「虹色モザイク」などの楽曲をソロで歌唱し、クライマックスではオリジナルソロ曲「サムライドル」を歌いながら本格的な殺陣を見せた。
演劇が終わり、公演は後半戦へ。仙石が選曲を担当したアプガ全員によるライブコーナーでは、スカのビートで跳ねまくる「アッパーレー」、エモさがたぎる「青春の涙」、愛と平和のメッセージソング「セブン☆ピース」などを歌い上げる。
そして、ドチャラクソパーリーチューン「パーリーピーポーエイリアン」では、佐保明梨が歌い出しのパートを、仙石の生誕を祝うアドリブで歌唱。会場中をパリピ化し、ライブ本編は終了した。
ファンによる「みーこ」でのアンコールに応えて、仙石が再びステージに登場。「昨日までの24歳も、全国47都道府県ツアーを回ったりすごく濃い1年でした。でも、成りたてほやほやの25歳がもっと濃くなるなって、今でさえも分かります。
6月には初のZeppツアーがあったり、11月8日(火)には日本武道館公演も決まっています。大事な1年に向けて、しっかりと帯を締めて、あらためて気合を入れて戦っていかなきゃいけないなって思います。ここからさらにさらに、上に上に向かって、日本武道館に向かって皆さんと一緒に突っ走っていけたらいいなと思っています。
そして、私は25歳児とか言われますけど、ちゃんとすてきな女性になりたいなと思います。25歳の仙石みなみ、戦うアップアップガールズ(仮)のこれからを、どうぞよろしくお願いします!」と武道館公演に向けて気合いが高まり、涙ながらに語る仙石の言葉にファンからは大きな拍手が鳴り響いた。
ここでメンバーがステージに姿を見せると、バースデーケーキを仙石に渡すサプライズ。会場全体で「ハッピーバースデー」を歌い、あらためて仙石の誕生日を祝った。アンコール楽曲「サイリウム」では全てのファンが、仙石のメンバーカラーの赤のペンライトを振る。そして「このメロディを君と」が歌われると、温かい一体感に包まれてライブは締めくくられた。
また、古川小夏の生誕公演が6月5日(日)に東京・AKIBAカルチャーズ劇場で開催されることが発表された。
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