NHK BSプレミアムで放送中のプレミアムドラマ「奇跡の人」(毎週日曜夜10:00-10:50)。本作は脚本家の岡田惠和がヘレン・ケラーとサリバン先生の実話をヒントに、舞台を現代の日本に、サリバン先生を男性に置き換えて、大胆に再構成したラブストーリー。
ロックが唯一の友達の、うだつの上がらないダメ人間・一択(峯田和伸)が、元ヤンキーの花(麻生久美子)と、花の娘で目と耳の不自由な海(住田萌乃)に出会い、二人のために奮闘する姿を描く。
主演の峯田は、脚本の岡田から企画段階からのラブコールを受けての出演。初めての連続ドラマ主演について「親が喜ぶなぁと。まだ子どもがいないので、親孝行になると思いました」と心境を語る。
今回の出演の決め手は「麻生(久美子)さんです! 初めてお芝居の経験をした『アイデン&ティティ』('03年)という映画で共演させていただき、何度僕が失敗しても優しく受け止めていただきました。このドラマのお話をいただいた時に、まず岡田惠和さんの脚本だというので盛り上がって、さらに麻生さんと共演、というので、すぐに『やる!』と決断しました」と意外な理由を。
今回難役を演じる住田萌乃とは「体当たりする撮影シーンで体をぶつけても『痛い』とか言わない。我慢強い、ほんとプロの役者です」と絶賛。また自身が演じる一択について「なんて面白い、やりがいのある役だろうと思いました。だから本気でやろうと思ってます」と意気込む。
一択と自身との性格の違いについて「僕だったら一歩踏み出す前に『こうした方がいいかな』と考えますが、一択は考える前に行動しちゃう人物です」と分析する。
「台本を読んでいて、『俺だったらこういうときこうは言わないな、こういう気持ちにならないな』と思うところは一つもありませんでした。全てに共感できるから、演じていてやりがいがすごくあります」と手応えを感じているという。
今回はエンディングの曲も峯田が担当。「お母さんが子どもを思う気持ちを書いてみようと思った曲が採用されました。聞いてくれる人にぜひ解釈を委ねたいです」とシンガーソングライターとしての一面ものぞかせた。
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