NHK BSプレミアムで放送中の「植物男子ベランダー SEASON3」(毎月第1、第2木曜夜11:15-11:45)で、主人公・ベランダー(田口トモロヲ)が、淡い恋心を抱くヒロイン・楓を演じる岡本あずさにインタビューを敢行した。
同作は植物を愛する中年男性、自称・ベランダーと、彼と関わる周囲の人物の交流を描く。そんな彼のなじみの生花店の店員・楓は、イギリスへの留学が決定している。
――ベランダーから恋心を抱かれる楓を演じてきて、彼にどういう印象を持っていましたか?
年上なのに母性本能をくすぐられる、かわいい男性。ちゃんと趣味があってすてきだなと思います。ちょっと変わったところもありますけど(笑)。
――楓は留学してしまいますが、その間ベランダーにはどのように生活していてほしいですか?
常に何かしらの植物と向き合っている人だと思うので、楓がいない間は植物とだけ、変わらず格闘していてほしいです。って思っちゃいますけど、何かあるのか(笑)。
――そんないちずに思われている楓を演じていて、彼女にはどのような印象がありましたか?
楓は相当“天然”だなと思っています。登場キャラクターの個性はシリーズを追うごとにどんどん強くなってきていて、同じ花屋さんの店員・立花君(小林竜樹)も、男性が好きみたいな面が濃く描かれています。それで楓はどんどん“天然度”が強くなっているんです。
楓の「ピンク映画って何ですか?」という発言や、ベランダーの家で冷蔵庫の場所を探して迷うシーンは、演じていて自分でもツッコミたくなりました(笑)。
――楓に共感できる部分や、自分とは違うと思う部分は?
私の実年齢と同じくらいなので、好きなことを追求したり、自分と向き合おうとして留学に踏み切る姿に共感します。“天然”な部分は対照的です。
――シリーズを通して、印象に残ったシーンは?
たまにある公園のシーンがとても印象的です。ベランダーと2人きりになって、ゆったりと時間が過ぎていっている感じの空気がすごく好きでした。他にも花屋さんでは、いつものメンバーに加えて、強烈な個性を持ったゲストの方が訪れるので、見どころの一つです。花屋さんのシーンはかなりアドリブが多いんです。SEASON3の第1話でも、たくさんアドリブの部分が使われていました。
そういう部分にも注目して、花屋さんのシーンを見てもらいたいですね。花屋さんでの撮影にはそういう楽しみもありました。「ここ使ったんだ!」ということが結構あるんで(笑)。
――生花店の店員を演じてきて、花への興味は?
楓を演じるまではなかったんですが、花屋さんのロケにいつも来るので、来るたびに徐々に好きになっていきました。私は「ゴムの木」を育ててみたいんですけど、結構植物を枯らすので、大きいものを枯らすのが怖くてまだ手を出せていないです。
小さい植物とかはちょくちょく買うんですけど、そんなに育てるのが難しくないと言われた「エアプランツ」も枯らしてしました(笑)。
――楓の帰国後は、また生花店への復活はあると思いますか?
楓自身も戻ってきたいでしょうし、私自身も2年前から「植物男子ベランダー」のチームに関わってきて、本当にすてきな、家族みたいな存在だったので、帰ってきたいという気持ちがあります。
――留学する楓のような、岡本さんの夢があったら教えてください。
明確にこれっていうのはないんですけど、とりあえずマイペースにやっていきたいなと思っています。無理せず自分らしく、それでずっと長くお芝居を続けていけたらなと、おばあちゃんになるまで。
――最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。
ずっと見ていられる。ゆったりとした気持ちになれる。そんな作品なので、日々の癒やしとしてぜひ見てください。
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