視聴者から寄せられた、日常の何となく気になる素朴な疑問や、やってみたいと思うことにチャレンジする、科学エンタメ番組「すイエんサー」(毎週火夜7:25-7:50NHK Eテレ)。
同番組で、ユージ、春香クリスティーンと共にMCを務める白本彩奈にインタビューを行った。
――白本さんは、「すイエんサー」を見て育ったそうですが、今MCを務めていてどんなお気持ちですか?
何回も収録を重ねて、MCとしてもっと上を目指していかないとなっていう気持ちです。でもやっぱりMCに決まった時はずっと見ていた「すイエんサー」なので、「えっ! 私で大丈夫かな?」という驚きがありました。
今までは見る側だったので、「どう進めていけばいいのかな?」と正直不安だったんですけれど、自分が楽しく見ていた番組を、もっと皆さんに面白いと思ってもらえるようにしたいという気持ちでMCに挑戦しています。
――白本さんのMCは、「実はMCの中で一番のしっかり者では?」という声もありますが、その辺は何か意識されているんですか?
本当ですか? でも「すイエんサー」は意識しなくても、みんなが自分の個性を出せる場所なので、素でいられています。自分が出せていて、皆さんに私を知ってもらえる場所なので本当に楽しいです。
――他の出演者とはどんな話をされていますか?
MCを始めたころは緊張していたんですけど、今では学校のことや、休みに出掛けた場所のこと、相談事だったり、いろんなお話をします。
いつも学校のテストの心配をされるんですよ。テストが終わった後の収録は「テストどうだった?」って、スタッフさんまでみんながテストの心配をするんです(笑)。
春香クリスティーンさんも「それ私もできなかった」って励ましてくださって、みんな家族のような感じです。ユージさんは「好きな子いるの?」とか、いろいろと聞いてきます(笑)。
――思い出に残っている番組のテーマは何ですか?
キャラメルポップコーンを作った回('16年3月1日放送)があるんですけど、思った以上においしくて、春香クリスティーンさんと一緒にバクバク食べていたんです。
でもそれが撮影用のものだったらしくて、知らずに食べてしまったんです(笑)。
――学校の友達ともキャラメルポップコーンを作ったりしたんですか?
まだやってないんですよ。私は食べる専門なので(笑)。でも一緒に作ってみたいですね。学校では友達が、テーマごとに「あれって、そうだったんだね」とか「あれすごくびっくりした」などの感想をくれるんです。
先生からも「『すイエんサー』でバドミントン('15年12月8日放送)をやっていたけど、あれどうやるの? 生徒に教えたいから教えて」って聞かれたりもしました。
――今後のテーマで楽しみにしているものはありますか?
日ごろ当たり前に思っていて、あまり意識していなかったことがテーマとして出されて「あっ、確かに!」とか「そう言えばそうだな」と思うことばかりなので、毎回いろんなテーマが楽しみです。
――NHKの食堂の前であったり、さまざまな場所に特設ベンチを置いて収録をしていますが、印象に残っている収録場所は?
屋上で収録したことがあったんですけど、本当に真夏で、屋上がすっごい熱を反射していたんですよ。飛行機もぶんぶん飛んでいて、汗もダラダラかいて「すイエんサー」の収録で一番つらい場所だったので、思い出に残っています(笑)。
――役者としても活躍していますが、「すイエんサー」で学んでいることで、演技につながることはありますか?
3人でMCをやっていることが、協力して芝居を進めていくというところだったり、その時その時で考えるという瞬発力だったり、今後の演技にもつなげられるんじゃないかなって思っています。
――今後やってみたい役などは?
今まで“冷たい役”や“意地悪な役”が多かったんですが“ちょっと謎のある少女”をやってみたいです。ミステリアスな人物で、演技として難しい役にチャレンジしてみたいです。
――「すイエんサー」を見ている視聴者の方にメッセージをお願いします。
日常の素朴な疑問を深く掘り下げていっているので、テレビの前で夢中になって見てもらえたらうれしいです。
学校のみんなにも意見を言われるとうれしいので、テレビの前で自分の考えを持ちながら、一緒に番組を進めていっている感覚で見てもらえたらいいなと思っています。
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