AKB48・渡辺麻友とHKT48・宮脇咲良がW主演を務めるHuluオリジナルドラマ「CROW'S BLOOD」が7月末から配信される。
“命の再生”という神の領域にも手が届こうとしている現代のタブーともいえるテーマに、真っ向から取り組んだエンターテインメント作品で、日本を舞台に“愛”と“血”と“謎”が複雑に絡み合った究極のホラーサスペンスだ。
渡辺は心優しい女子高生・磯崎薫を、宮脇は無愛想でミステリアスな転校生・戸川真希を演じる。さらに、2人と同じ高校に通う生徒役でAKB48のトップメンバーが出演する他、三浦貴大、長谷川朝晴、郭智博、別所哲也ら俳優陣が脇を固める。
同作品は脚本家としても数々のヒット作を手掛けてきた秋元康が、米・ロサンゼルスでダーレン・リン・バウズマンと出会ったことで実現した。製作総指揮を務めるダーレンは、26歳の若さでサイコスリラー「ソウ2」の監督に抜てきされた「ハリウッドの鬼才」。稀代のヒットメーカーとサイコスリラーの鬼才の共作に、国民的アイドルグループが出演する話題作が誕生する。
取材に応じたダーレンは「東京に来るのは5回目ですが、実際にAKB48の劇場公演なども見させていただきました。実はAKB48のメンバーということもあり、最初は正直心配していた部分がありました」と撮影前の不安を吐露。
しかし、「撮影が始まって皆さんの演技を見たら、ただのアイドルじゃない、女優なんだってすぐに気付くことができました。コンサートやプロモーションビデオを見る限り、二人はかわいいアイドルという印象だったけど、現場に入って女優として現場に立った瞬間に変わるというか、オーラが変わるのを僕は感じました」と女優として主演2人を評価。
「(演じている)咲良さんはすごく怖い。今(素)の彼女からは全然想像ができないような、本当に怖い女の子に豹変する。麻友さんも、その怖いキャラクター(宮脇)を見ている受け身としてのリアクションが素晴らしい。彼女を見ていると、一緒に恐怖を共感できるというのを感じています」と絶賛した。
また、1年半前に秋元に出会った時のことを振り返り、「どのような作品を作っていこうか、いろいろなアイデアを投げ合っていたが、お互いにしっくりくるものがなかなかなかった」と告白。しかし、秋元から今回の作品の提案があり、ダーレンも即決したという。
「アメリカの映画にジャパニーズホラーの良さをミックスしたら素晴らしい物ができるんじゃないかと思いました。僕としては求めているのがすごくショッキングで、怖いのに美しさがある、画の中にある美しさを作り上げたいと思いました」。
また、秋元については「僕は普段からあまり緊張する人間ではないですが、秋元さんは本当に素晴らしい方。映画やAKB48など、いろいろなことをされている方なので、実際にお会いするとこれまでのバックグラウンドとか、オーラで圧倒されてしまうこともありました。僕にとってもこの作品は大きなチャンス。成功するように、そして秋元さんからもいろいろ学べるように頑張っています」と意気込みを語った。
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