まゆゆとW主演・宮脇「キスに感情がなくなってきた」

2016/05/19 08:00 配信

芸能一般

女子高校生役で共演した宮脇咲良と渡辺麻友(写真左から)

AKB48渡辺麻友HKT48宮脇咲良がW主演を務めるHuluオリジナルドラマ「CROW'S BLOOD」が7月末から配信される。

脚本家として数々のヒット作を手掛けてきた秋元康と、26歳の若さでサイコスリラー「ソウ2」の監督に抜てきされた「ハリウッドの鬼才」ダーレン・リン・バウズマンが製作総指揮を務める注目作。

日本を舞台に“愛”と“血”と“謎”が複雑に絡み合った究極のホラーサスペンスで、渡辺は心優しい女子高生・磯崎薫を、宮脇は無愛想でミステリアスな転校生・戸川真希を演じる。薫が通う国際ドリー女学園に真希が転校してきたのを機に、次々と不可解な事件が起こっていく。

渡辺は自身の役について、「私は三浦(貴大)さん演じる雑誌記者と組んで、真希や真希の周りの謎めいた出来事に関しての調査をする役で、さまざまな事件に巻き込まれていきます。その中でのいろんな物に対する恐怖心や緊迫感をじかに感じることが多い役なので、いかにそれを自分自身で表情や体で表現できるか。そこを重点的にこだわりながら演じています」と意気込む。

宮脇は「私の演じる真希はかなり謎めいていて、人間なのかも分からないくらい、他の人とは何かが違うんですね。その何かを、見ている方に『何だ、この子は?』と違和感を感じてもらえるように、瞬きをあまりしなかったり、話し方がゆっくりだったりとか、少しずつの違和感を積み重ねて役を作っています」と明かす。

また、宮脇のシーンはキスのシーンが数多く登場する。「出演しているAKBメンバーをコンプリートするんじゃないかってくらい、メンバーとキスをしています。私的にはキスに感情がなくなってきたというか(笑)。カメラリハーサルからガンガンとキスをしちゃって、メンバーを困らせちゃっています」と笑った。

互いの印象については、渡辺は「48グループの活動ではWセンターをやらせてもらったり、いろいろ接点があったんですけど、面と向かってお芝居するのは初めて。どんな感じになるだろうってワクワクしていたんですけど、咲良の演じる真希ちゃんは本当に怖いし、謎が多い。咲良の方が後輩ですけど、それを感じさせないというか、役に集中しているし、役への入り込み具合がすごくて、撮影中じゃなくても咲良じゃなく戸川真希に見えちゃいますね」と宮脇の演技に感心。

宮脇は「麻友さんは22歳なのに制服が似合うのがすごい。あと、私は怖がらせようと“攻める”ところが多いんですけど、一つ一つに怖がるリアクションを見て、私もすごく演じやすいというか。二人で一緒に作っているというのが楽しいです」と語る。

また、渡辺は「日本の撮影では段取りをしてから、カメラリハーサルがあってからの本番。そういう段階があるんですけど、ダーレンの場合は、最初にダーレンとカメラマンさんと役者だけ、少人数だけで段取りをして、決まったらカメリハはなしで本番。その撮影スタイルに驚きましたね。最初は戸惑いもあったんですけど、現場での瞬時の対応力が鍛えられるので、いい経験だなって思います」と、ダーレンのハリウッド流の撮影について明かす。

宮脇も「照明というか、光(の使い方)がすごくきれい。普通の街並みのシーンでも、水をまいて下が鏡みたいになって、照明がきれい。映画レベルの映像になっているんです。その中に女優として私たちがいるのというのが、本当に光栄だなって思っています」と、日本と違う撮影スタイルに驚いたという。

今後のハリウッド進出について質問が飛ぶと、渡辺は「夢のまた夢のようなお話。でも、もしかしたらそういうことも起こり得るかもしれない。それにつながるかもしれないビッグチャンスだと思っているので、この作品を機にいろんな方から注目していただけるように、この作品に値するにふさわしいお芝居をしていきたいなって思っています」と控えめにコメント。

宮脇は「Huluからハリウッド女優が誕生したってなるように(笑)、私も頑張りたいなって思います。今回の撮影で英語がまだ喋れないなって思ったので、このドラマを撮り終えるまでにペラペラになれるように勉強したいなって思います」と前向きだった。

最後はダーレンが「2人がハリウッド女優を目指す間、僕はAKBメンバーになれるように頑張ります。I LOVE YOU~」とAKB48の「ヘビーローテーション」を口ずさみ、笑いを誘っていた。

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