フェアリー男子・瀬戸康史「年上女性との恋愛でも僕がリードしたい」

2016/05/19 23:18 配信

ドラマ

第6話で大失態してしまう諒太郎。みやびと向き合うことはできる?

ドラマ「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」(TBS系)に出演中の瀬戸康史。5月13日に放送された第5話では、瀬戸演じるカフェ店員・諒太郎が繰り出す、胸キュンのテッパン、頭ポンポン、膝枕、エレベーターでのソフト壁ドンからの熱いキスなどの「フェアリー男子ぶり」に、世の女性たちが悶絶し、大反響を呼んだ。そんな諒太郎を演じる瀬戸を直撃し、恋愛観やドラマの今後の見どころについて聞いた。

――第5話の放送後、フェアリー諒太郎が世の女性を沸かせましたが、反響を受けていかがですか?

「こんなに反響があるとはびっくりしましたし、素直にうれしかったです。撮影に入る前は、フェアリーって何なのかって、すごく悩んでました。もちろん台本にはセリフだったり、仕草だったり書いてはいるんだけど、演じていてもなかなかしっくりこなくて。だから、第1話のオンエアがとても不安でした。諒太郎のフェアリーな部分は、何を考えているか分からない、つかみどころがないところなのかなって。普通だったら笑うところで笑わなかったり、謎なところ。5話でみやびと漫画を読んでて、貸してくれないから突然キスする…みたいな。だから、5話くらいですかね。諒太郎という役をつかめてきたのは。本当に時間がかかりました」

――突然のキスなど、5話では女性が胸キュンするシーンがふんだんに盛り込まれてましたが、撮影現場ではいかがでしたか?

「実は、5話の最初の撮影がエレベーターでのキスシーンからだったんです。今までも(ほかの作品で)ソフトなキスシーンは何回かあるんですけど、今回のような長めのキスシーンは初めてだったし、しかも相手が中谷美紀さんだったんで、もうめちゃめちゃ緊張して。胸元にマイクを仕込んでるんですけど、そのマイクが僕の心臓音をひろってましたね(笑)」

――とってもセクシーなキスシーンでしたが、仕草などで情熱的に見えるように気を付けたことは?

「中谷さんと僕と監督とプロデューサーで、手の絡ませ方とかは少し打ち合わせしましたが、あとはもう流れに身を任せました。でもやっぱり映像で見ても恥ずかしかったです。ただ、大政(絢)さんもあのシーンを見てドキドキしたって言ってくださったり、放送後もSNSで話題になってるって聞いて、安心しました。カフェで働いているシーンや配達するときの無邪気な感じと、みやびと2人になったときの目の開け具合というか、ちょっと瞼を閉じてみたりとか、緩急をつけるようにしてます。あと、5話でみやびさんとキスするときに、諒太郎がみやびさんのメガネを外す仕草があるんですけど、あれは中谷さんからアドバイスをいただきました」

――艶っぽさが出てましたよね!

「そうですか? 自分では、顔が童顔なのがコンプレックスで、色気もないから、表情の緩急は意識してました。あと、毛穴から色気出ろ~!!って念じていました(笑)。でも、フェアリー男子を演じてみて、女子が喜ぶポイントみたいなのは学べましたね。甘えられたり、急にかわいいとか言うとドキッとするんだなぁとか。万人じゃないかもしれないけど、結構ドキッとする女性はいるんだなって」

――今まで諒太郎のように、頭ポンポンとか、女性が喜ぶようなことを計算して実践してみた経験は?

「ないです。恋愛でも駆け引きとかできないタイプ。頭ポンポンとか、実際にやってる自分を想像したら恥ずかしくなってしまうんです。だから、諒太郎とは真逆のタイプだと思います」

――女性の喜ぶことをサラッとやってのけちゃう諒太郎でも、「傷つくのは怖い」と、恋愛における不安な一面も垣間見えましたが、ご自身の恋愛観としてはいかがですか?

「僕は、学生のころから臆病というかずるいんですけど、いいなって思ってる子がいたとして、その人が自分のことを100%くらい好きだなって確信しないと告白しないですね。振られるのが嫌だから。しかも、周りに『あの子、僕のことどう思ってるのかな』って探りを入れる(笑)。ただ、付き合ったら束縛したりされたりという関係はいやですね。お互い自由でいいんじゃないかな。異性と遊ぶのも、2人きりでなければいい。ただ、諒太郎はどんな女性でも距離が近過ぎるから、あれはダメです(笑)」

――年上の女性との恋愛に関してはどう思います?

「『眠れる森の熟女』('14年NHK総合)というドラマに出演して以来、あまり年齢とか気にしなくなりましたね。それまでは、上も下も2歳くらいが対象なのかなと思っていました。でもあの作品で、大人の女性の魅力に気付いたというか。僕の考えですけど、年上の女性って人生的にも先輩で、いろんなことを知っていて、いろんな経験もしているじゃないですか。そういう人を恋愛でリードしたいという願望もあって。それは、年上に限らず、年下でも同年齢でもそうなんですけど、リードしてたいっていう思いがありますね」

――ご自身が持つ恋愛の格言というか、恋愛面において心掛けることってありますか?

「『ありがとう』っていう気持ちを持つことかな。やっぱり恋愛が長続きするのは、お互いが尊敬しあってて、大事に思ってたりとか、感謝の気持ちを忘れないことだと思うんです。だから、ごはん作ってくれたり、相手が時間を作ってくれて会いにきてくれたり、どんな小さなことでも『ありがとう』って伝えることが大事だなって思っています」

――物語も後半。みやびが結婚するかしないかという結末が気になるところですが、後半の見どころは?

「5月20日(金)放送の第6話では、これまでみやびに恋愛指南をしていた十倉が、逆に女性心を学ぶ回になっているので、その点は男性も楽しんでもらえると思います。あと、6話で諒太郎がやらかしてしまう展開があったり。この先一番気になるのは、やっぱりみやびが結婚するのか、しないのか。するなら誰とするのか…という点を、予想しながら楽しんでもらいたいです」

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