7月アニメ「甘々と稲妻」中村悠一ら声優インタビュー

テレビアニメ、劇場アニメなど、話題の新作アニメに注目し、出演者のインタビューを通して作品やキャスト・スタッフの魅力を紹介する。

7月放送のアニメ「甘々と稲妻」は、「good！アフタヌーン」(講談社刊)で連載中の同名漫画をアニメ化。幼い一人娘と2人で暮らす高校教師・犬塚公平が、ふとしたきっかけで教え子の女子高生と3人でご飯を作って食べる食卓ドラマとなっている。

妻を亡くした犬塚は、一人娘のつむぎを育てながら家事をこなしてきた。ある日、母親が料理店を営む女子高生・飯田小鳥と出会った犬塚は、つむぎに手料理を食べさせるため一緒にご飯を作ることに。

本作のメーンキャストで、犬塚公平役の中村悠一と、つむぎ役の遠藤璃菜、飯田小鳥役の早見沙織にインタビュー。作品やキャラクターの印象、第1話の収録を終えての感想などを聞いた。

■中村悠一、遠藤璃菜、早見沙織インタビュー

――ご自身が演じられているキャラクターについて教えてください。

中村(犬塚公平役)：公平は一人で娘を育てることになり、できないことや分かってないことなどがいっぱいある人物で、新しく出会う小鳥や多くの人たちからいろんなモノを得て、つむぎとの関係性を深めていくのかな？と思っています。

遠藤(犬塚つむぎ役)：つむぎちゃんは、すごく元気で食いしん坊な子ですが、お母さんが亡くなってから少しお父さんに気を使っている女の子です。おいしい物が好きで、食いしん坊なところは私に似ていると思います(笑)。

早見(飯田小鳥役)：母が料理屋さんをやっていることもあり食べることは大好き、でも料理はできないというギャップのある女子高生です。私も璃菜ちゃんと一緒で、おいしい物が好きなところが小鳥と似ています(照笑)。

――他のキャラクターや共演者の方の印象は？

遠藤：収録の時、中村さんは面白い話をしてくれて楽しかったです。早見さんは、たくさんお話してくれて優しかったです。

中村：つむぎが物語を動かす重要なキャラクターになるので、第1話の収録で演じる遠藤さんへの要望のハードルが高いなと。つむぎは大人から見た“理想の子供”だと思うので、実際の子供である彼女が思いのままに演じるのとも違うと思いますし、すごいものを要求されているなと思いました。

早見：璃菜ちゃんは、いつもいい笑顔で話してくれて、心温まる人柄という印象があります。マイクの前でつむぎちゃんとして話していると、私が原作では読み取れてなかった部分などを女優さんとしての演技で教えていただいた感じでした。

――遠藤さんへの要望が高いということですが、第1話の収録を終えて難しかった点、大変だった点はありますか？

遠藤：“おなかすいた踊り”という踊るシーンと、よだれを垂らす音のシーンが難しかったです。

中村：よだれの音は、アニメ特有のシーンですね。ずっと早見さんが見本を見せていました。

早見：私がするのより全然違いますね、璃菜ちゃんがした方が魅力的です！　かわいくなっているので、ぜひ確認してほしいです。

――「ご飯」が題材ということで、3人で一緒に料理を作るなら何を作りたいですか？

遠藤：クレープを作ったことがあるので、クレープを作りたいです。

中村：クレープは…まだ食べたことなくて。(遠藤を見て)作ってくれるんだよね？(笑)。

早見：初クレープですか!?　記念になりますね。

――最後に、作品の魅力を教えてください。

中村：やっぱり、つむぎが魅力ですよね。視聴者の感情を沸き立たせるきっかけであるつむぎの言葉だったり、行動だったりストレートな表現が伝わりやすいと思います。

公平に感情移入してつむぎの言葉に心が動かされる方もいらっしゃると思いますし、僕は第1話で、公平が家に帰ったらお肉の料理番組を見ているつむぎに「これ、お母さんに作ってもらって」と言われたせりふは、公平にとってまず大きな課題になったと思います。

早見：誰にでも思い出がある「家族」と「食事」という題材が魅力的だと思います。今の自分の年齢で見るのと、年を重ねてから見るのでは「味わいが違ってくるんだろうな」というところもすてきだと思います。つむぎちゃんの、歯磨きをするシーンと洋服を着るシーン、掃除機に乗るシーンでキュンときました。

遠藤：ご飯を食べるシーンです！　感動したり、面白かったりするシーンがあるので、そこが魅力です。

なお、6月30日(木)には東京・新宿バルト9にて、第1話先行上映イベントが開催。中村、遠藤、早見によるトークショーも予定されており、チケットは全席指定で2500円(税込)となっている。チケットぴあでの先行抽選販売が5月27日(金)朝11時まで、一般販売は5月28日(土)朝10時からなので、気になる人はチェックしよう！