フジテレビ系にて放送される、福士蒼汰主演、芳根京子がヒロインを務める「モンタージュ 三億円事件奇譚」('16年夏放送)の追加キャストに唐沢寿明、西田敏行、劇団ひとり、遠藤憲一、夏木マリらが決定した。
主人公・大和(福士)の父親・鉄也を唐沢寿明、「三億円事件」の鍵を握る大物政治家・沢田慎之介を西田敏行。予備校講師・鈴木泰成を劇団ひとり。
大和と未来を追い詰める刑事・関口二郎を遠藤憲一。謎の老人・東海林明に香川照之。大和と未来が「三億円事件」の真相を追う中で出会った、沖縄でバーを経営する謎の女性・響子ギブソンに夏木マリ。
ほか、杉咲花、ムロツヨシ、デビット伊東、西尾まりらが出演する。
同作は、20世紀最大の未解決事件「三億円事件」をテーマに描いた人気漫画が原作。ある日、高校3年生の大和と未来(芳根)は通学路の途中で、地面にできた血だまりを見つけ、その血痕をたどると、瀕死(ひんし)の老人・東海林明を発見する。
大和はそこで東海林から「おまえの父親は3億円事件の犯人だ」という言葉を告げられる。その日の夜から、姿を消した大和の父親・鉄也は、3日後に東京で水死体として発見される。
時は過ぎ、25歳になった大和は、7年前に東海林から告げられた言葉に妄想を膨らまし、「三億円事件」について詳しく調べ始める。
今作では、福士と親子役で共演する唐沢。ドラマでは初共演、初親子役という。福士は共演の感想を「唐沢さんは実の父も年齢が近くて、本当の父親のように慕っています。いつも、『ご飯、食べてるか?』などと気に掛けてくださいます。
面と向かって自分に対して、『おまえは、ああしろ、こうしろ』とおっしゃる方ではないので、唐沢さんの言動や背中を見て、今回もたくさんのことを勉強させていただきました」と語った。
一方唐沢も「彼には一作品ごとに成長していってほしいと思っています」と役柄同様、本当の息子のように慕っている様子。
夏木も福士とは初共演となり「ご一緒するのは初めてだったのですが、人気の秘密が分かりました」と魅力を語り、劇団ひとりも「本当に絵に描いたような“いい男”でした。僕が嫉妬するような隙もなく、お手上げです(笑)」と共演者陣、皆魅了されたようだ。
また、劇団ひとりは自身の役どころを「物語の鍵を握っています」と話し、「走ったり、暴れたり、怒りだしたりと、テンションの高いお芝居が多かったので、やっていて楽しかったのですが、大変でした」と演じた感想も明かした。
長部聡介プロデューサーは「現代の若者が48年前に起きた未解決事件に巻き込まれていくという、全く新しいアプローチで作られるドラマです。事件の真相に深く関わる“かつての若者たち”が、48年の時を超えて今、どのように生きているか、がこのドラマのもっとも重要なポイントです」と見どころをアピールした。
豪華俳優陣が集結した本作は、長崎・軍艦島(端島)でのロケをはじめ、茨城・高萩市、福島・富岡市、群馬・高崎市、さらには佐賀市など、テレビドラマでは類を見ないほど広範囲かつ大規模な撮影が敢行されており、その迫力ある映像にも注目だ。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)