「水族館ガール」桐谷健太『浦島太郎にドキッ』

2016/05/20 18:30 配信

ドラマ

「水族館ガール」会見に登壇した(左から)伊東四朗、松岡茉優、桐谷健太(C)NHK

6月17日(金)夜10時からスタートするドラマ「水族館ガール」(NHK総合)の試写会が行われ、その後の会見に主演の松岡茉優、共演の桐谷健太伊東四朗が登壇した。

「水族館ガール」は、商社勤めのOL・由香(松岡)が主人公。由香は、ミスの多さやなれなれしい態度が上司ににらまれ、突然、系列の水族館に出向を命じられてしまう。しかし、そこにいた仕事に厳しく、本社を目の敵にするイルカ飼育員・梶(桐谷)に、由香はしごかれ、館長・内海(伊東)らひと癖もふた癖もある水族館の人々に囲まれ、一人前の飼育員を目指していく。

会見に登壇した松岡は、「初めて連続ドラマにレギュラーで出させていただいたのがNHKのドラマでした。あれから6年がたって、主演という大事なポジションを任せていただけるようになったことがまだ信じられません」とあいさつ。

続けて「私はよく爽やかな印象を持っていただくんですが、本当は根暗ですごくネガティブなことばかり考えているので、私みたいなネガティブな人間が、爽やかな由香に元気をもらえるようなドラマになっていたらいいなと思います」と語った。

これを受けて桐谷は、「自分のことをネガティブと言えるということは、十分ポジティブになっていると思います」と桐谷に声を掛けた。また、「最近、海に縁があるなと思います。最初も浦島太郎の話から始まるので、ちょっとドキッとしてしまいました」と自身が出演するauのCM「三太郎」シリーズに掛けて会場を沸かせた。

イルカ飼育員の役を演じるため、クランクイン1~2カ月前からトレーニングで水族館に通ったという松岡と桐谷。松岡は「最初はあんなに優しいイルカも『おまえは誰だ? 何しに来たんだ』という顔をするんです。それが、次第に『また来たの?』になり、最近では『遊んでよ』という顔をするようになってきました」とうれしそうに語った。

また、印象的なシーンの話題になると、桐谷は「1話、2話、3話と由香に『バカ!』と言い続けるんですが、だんだん丸みを帯びた『バカ!』になっていくんですね。“いいんだよ”“おまえのそこが好きなんだよ”といった意味が含まれた『バカ!』ですね。ここまで人を罵倒することはないので、役者冥利(みょうり)に尽きます」とコメント。

それを聞いた松岡は「3話くらいから、優しい『バカ!』になっていて、泣きそうになっちゃいました」と明かしていた。