鈴木保奈美、貫録の和服姿でエレガントな身のこなし!

2016/05/21 14:43 配信

ドラマ

威圧感すらある帝麗会(女子会)のシーン(C)テレビ朝日

小雪が組織に闘いを挑む孤高の銀行ウーマンを熱演する、5月28日(土)夜9時から放送のドラマスペシャル「ゴールドウーマン~巨大銀行の闇とたたかう女~」(テレビ朝日系)。小雪扮(ふん)する主人公・吉沢環の先輩で、ミステリアスな女性管理職・矢島舞を演じる鈴木保奈美が“女子会”シーンで艶やかな和服姿を披露した。

ここ数年、着物の魅力にハマり、プライベートでも着物好きで知られている鈴木。雑誌のグラビアや時代劇などでもさまざまな和服を着こなしているが、今回のドラマでも期待を裏切らない美しい着物姿を披露する。

鈴木が演じる舞は、帝都銀行の資金調達部次長。女性総合職の出世頭であり、後輩女性たちの憧れの存在という役柄だ。何のもくろみがあってか、環を“総合企画部関連事業室室長”のポストに推薦し、子会社の整理という汚れ役を押し付けた人物でもある。

そんな舞が和服姿で登場するのは、帝都銀行の女性総合職が集う女子会=“帝麗会”のシーン。着飾った女性行員たちがそろったその会場に、突如リストラに反発する子会社の常務・安原(菅原大吉)が乱入してくる。「あんた、出世のエサにつられてウチの会社を差し出したそうだな!」と環に難癖をつけてくる…という場面だ。

華やかムードから一転、騒然となる会場でスッと前に出たのが、帝麗会の会長でもある舞。「女どもに何ができる!」と女子会を批判する安原に、「おっしゃるとおりだと思います。男性社会の中にあって女性たちに何ができるのか…その問い掛けは、私たちが私たち自身に向けなくてはなりません」「…お引き取り願えませんでしょうか」と、声のトーンは静かながらも周囲を絶句させてしまうほどビシッと安原をやりこめる。

この痛快シーンのために鈴木が選んだのは、裾に藤の花があしらわれたシックな薄黄色の訪問着。この和服に決めた理由を、鈴木は「初めて台本を読んだときから、このシーンは着物で…とイメージしていました。“優しく頼れる、後輩の女子社員たちから憧れられる先輩”というイメージで、柔らかく品のあるお着物を選びました」と説明した。

また、今回の場面では、優美さと冷静さを忘れることなく、乱暴者に向かってたんかを切る…という難しい演技が要求されたが、「男性と張り合うのではなく、女性ならではの毅然とした態度を表現したいと思って演じました」と、内に秘めた演技プランを告白。男性社会の中、若くして天井知らずのラインに乗った舞の聡明さ、如才なさを見事に表現した。

鈴木の艶やかな和服姿はもちろん、環と舞が男性に立ち向かっていくさまは、世の女性たちを元気づけるだろう。彼女たち、“銀行ウーマン”の熱い闘いが、全ての女性たちを応援してくれそうだ。

撮影を終え、鈴木は「台本では、菅原大吉さん演じる安原常務をいさめたことになっていますが、実際にどのようなトーンが効果的なのか、内心ドキドキでした。“アネゴ”っぽく見えたらちょっとイヤだなぁと思いますが(笑)、男性と張り合うのではなく、女性ならではの毅然とした態度を表現したいと考えて、このシーンを演じ切りました」と、振り返った。