豪華キャスト集結でUSプレミアが“ワンダーランド”に

2016/05/24 21:33 配信

映画

「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」のジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、ミア・ワシコウスカ、サシャ・バロン・コーエン(写真左から)(C) 2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved. / Disney.jp/Alice-Time

製作ティム・バートン×ジョニー・デップら豪華キャストが魅惑のタッグで送る“ワンダーランド”の“はじまり”の物語「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」が、日本時間の7月1日(金)に公開される。

本興行収入118億円を記録したシリーズ1作目から6年ぶりに帰ってくる今夏期待の大作に、世界中でアリスの熱気が盛り上がりを見せる中、現地時間5月23日、アメリカ・ロサンゼルスにてUSプレミアが開催された。

会場となるエル・キャピタン・シアターの前には「不思議の国のアリス」生誕の地・イギリスを思い起こすような気品ある深い紅のレッドカーペットが敷かれ、今作を彩る豪華キャスト陣が一堂に集結。

そして、それを取り囲む5000人の熱狂的なファン、世界各国から詰め掛けた120超のメディアこの大舞台に華を添え、6年ぶりのアリスの“帰還”を祝福した。

会場内は、今作のキーワードである“時間”をイメージしたたくさんの時計が描かれた大きなゲートが立てられ、プレミアの開幕を歓迎。

USプレミアには、ジョニー・デップら豪華キャストに加え、世界各国から集まった取材陣が集結し、カーペットも埋め尽くされ、どんどん熱気を帯びていった。まずレッドカーペットに登場したのは、どこか天然でマイペースな仲間思いの“白の女王”を演じたアン・ハサウェイ

2カ月前の3月24日に男児を出産し、この日この場にスピード復帰を果たしたというのだから驚きだ。一児の母とは思えないプロポーションで、ストライプに色とりどりの大きなバラが描かれたタイトなドレスに、ブラックヒールを合わせたアン。

ハリウッド女優としての品格に加え、母となった喜びの笑顔で、レッドカーペットを囲む多くの人たちから女優復帰第1弾となる今作への期待と、出産への祝福を受けた。

続いて、今作で“時間”を司る万人・タイムを演じるサシャ・バロン・コーエンが登場。ハイテンションのままカメラの前に登場したサシャはジョニーへの愛をひたすらに語り、共演できた喜びを話す。

後に続くのは主演・アリス役で、さらなる成長を遂げたミア・ワシコウスカ。この日はシースルーブラックにスワロフスキーをあしらったロングドレスに身を包み、本編のアリスさながら強く自立した女性としての一面を見せ、レッドカーペットを笑顔で進んでいく。

ミアにとってアリス役は大きな自信となったようで「前作と同様素晴らしい映像ですし、一作目同様心に残る作品になっていると思います。応援してもらえるとうれしいです」とコメントした。

そして一層大きな歓声の中、ジョニーデップが登場。前作からのハマリ役と称された奇天烈な“帽子屋”として6年ぶりに帰ってきたジョニー・デップに、ファンの熱気はさらにヒートアップ。

それはインタビュー中も鳴りやまず「ジョニー!」「ジョニー!」の大歓声。「日本のお友達の皆さん。ぜひ、本作を楽しんでもらえるととうれしいよ」とジョニーらしいメッセージを送った。

また、今回のUSプレミアでは、にぎわうレッドカーペットをさらに盛り上げる演出がなされた。

今作の主題歌「ジャスト・ライク・ファイア」を歌うP!NKが会場内の特別ステージに登場し、生バンド演奏の下で圧巻のパフォーマンスを披露。グラミー賞3冠、全世界アルバム・セールス6000万枚を誇る彼女の力強い歌声は、今作で目の前の困難に果敢に立ち向かうアリスの心を奮い立たせるような1曲となった。

先日行われたワールドプレミアの熱気を引っ提げ、さらなる期待が膨らんだUSプレミア。“ワンダーランド”の物語は、ここから公開まで熱気を帯びながら続いていきそうだ。

ジョニー・デップは「今作でも家族の絆が描かれているけど、やはり子供がいると、それ以上に強いものはないよ。もちろん、身内の母親、父親、兄弟ももちろん重要だけど、子供は自分の人生にとって切り離すことのできない存在だからね。いつも日本に行くときは、残念ながらマスコミのためだけというのが多かったから、あまりいろんなものを見られなかったんだけど、もう少し田舎の方や、京都とかいろんな場所に行ってみたいな。日本のお友達の皆さん。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』を気に入ってくるとうれしいよ」と、作品をアピールした。