“セカムズ”清水富美加「まひろはあざとい感じに(笑)」

2016/05/25 05:01 配信

芸能一般

「世界一難しい恋」で堀まひろを好演中の清水富美加

“セカムズ”の愛称で人気を博す、毎週水曜夜10時より放送中の大野智主演ドラマ「世界一難しい恋」(日本テレビ系)。本作で、大野演じる鮫島零治の会社「鮫島ホテルズ」で働く社員・堀まひろを演じる清水富美加にインタビューを敢行した!

――あらためてご出演が決まったとき、どんなお気持ちだったかお聞かせください。

これまで、この時間帯のドラマに(レギュラーでの)出たことがなかったので、ドキドキしました。しかもオフィスの話なので、人がいっぱいいる中でうまくやっていけるかなって(笑)、不安がありました。

最初は役も安定しなければ、自分が現場に解け込める日と解け込めない日があって。それで自分のテンションもすごく変わってしまうので。でもまひろはすごく元気で、ある意味計算して人を見ていたり、自分を良く見せたりできる子なので、常にテンションを高めに保っていなきゃいけないと思って。今は皆さんとワイワイ楽しくやらせてもらっています!

――清水さんは、たくさんの人がいる場所が苦手なんですか?

人がいることも、自分から話し掛けに行くことも苦手だったのですが、このドラマ(の撮影)に入ってから変わりましたね。まひろの役は、常に(スタジオの)前室からワイワイやっていないとまひろらしさを出せないと思ったので、そうしてみたらすごくやりやすくなったし、動きやすくなりました! 

それはこの現場以外のどこに行ってもそうなったので、ありがたいです。役と周りの環境、雰囲気もあってそうなったんだと思います。

――まひろの役作りはどんなふうにされましたか?

明るいだけじゃなくて、“この人には気に入られたいからこうする”っていうような、人をよく見ている感じを出したいと思ったので、語尾を「~ですかぁ?」って伸ばしたり、首をかしげたり、わざとそういうしぐさを入れて、あざとい感じにしました(笑)。

最初は美咲(波瑠)さんにも嫌われないために、まひろはこびを売っているのかなって思っていたのですが、ちゃんと(美咲の恋愛の)相談相手になっているので、“相談されたからには真摯(しんし)に答えていく”という部分もあるんだと分かったので変えていきました。

三浦(小瀧望)さんに対しては、ブスッとした感じも出せるくらいに。それだけ部署に解け込んでいるってことでもありますね。作るというよりは、自然とそうなっていった感じがします。

――最近の撮影現場でのエピソードがあれば教えてください

最近“メンズチーム”(三宅弘城ら『企画戦略部』の男性キャスト)がすごく仲が良くて、見ていて面白いです! さっきも白浜部長(丸山智己)の歩き方のまねして移動したりして(笑)。私もちょっとツッコませてもらいました(笑)。ずっとわちゃわちゃしてて、楽しいんですよ。

――皆さん年齢はバラバラですが、年齢差はあまり感じていませんか?

最初は先輩役者さんたちを前に“年上”って感じがしていたのですが、皆さんとっても優しいので、いい意味でそういうことを考えずにできるようになりました。

――今後、まひろの恋はどうなっていくと思いますか?

たぶん、何もなく終わっていくと思います(笑)。まひろは、いい人に出会って結婚できたらいいなぁってくらいで、それが白浜部長だったっていうだけだと思うんです。零治さんが美咲さんを思うような感じではないですよね。

個人的にまひろみたいな考え方が好きじゃないので…(笑)、あんまりハッピーエンドになってほしくないです。それを肯定することになってしまうし。まひろも美咲さんのように、仕事を頑張ろうっていう、そういう方に転がって行った方が、未来が明るい気がします!

――最後にメッセージをお願いします。

付き合う前にも付き合ってからも、うまくいく、いかないその先にもまた新たなステージがあると思うので、そんな零治さんと美咲さんを見届けてほしいです。

個人的には、村沖(小池栄子)さんの発する言葉や、零治さんの比喩表現、まひろの恋愛の悩み方など、名言がちりばめられてるところがこのドラマの好きなところなので、皆さんにも探して楽しんでもらえたらいいなと思います!

5月25日(水)放送の第7話では、美咲(波瑠)に最高のキスを贈りたいと零治が悪戦苦闘。6月1日(水)放送の第8話では零治の父親・幸蔵(小堺一機)が現れ、零治の心境にある変化が起こる。