7月16日(土)夜11時よりDlife(BS258ch)で放送が始まるドラマ「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」。アメリカ・バージニア州クワンティコに実在する“FBIアカデミー”を舞台にしたサスペンスだ。今回クワンティコ放送開始を記念し、お笑いコンビ・セクシーチョコレートのREINAとデンジャーDが番組をPR。“FBIの内定を辞退した”という異色の経歴を持つREINAと、海外ドラマ大ファンのデンジャーDが、彼らならではの視点で番組の魅力を語ってくれた。
――今回のオファーを受けたときの印象をお聞かせください。
REINA:FBIのドラマ・映画って多いじゃないですか。でもアカデミーを舞台にするドラマって私は聞いたことがなくて、それがすごく面白いなと思いました。FBIってなると親近感が湧かないかもしれないですけど、学校、養成所みたいな中での物語なので、いろいろな人間模様も見られるんじゃないかなと思って楽しみにしています。
2話まで先に視聴させてもらったんですが…うん、めちゃくちゃ面白いですよ!
デンジャーD:僕はもともと海外ドラマ、海外映画が本当に大好きなんです。REINAと違って単純なことしか言えないですけど、こういう仕事をするのが夢だったので、本当にうれしかったですね。
REINA:夢は芸人じゃないの(笑)?
デンジャーD:芸人なんだけど、日本の方にとにかくもっと海外ドラマを見てもらいたいなと。日本のドラマもすごくすてきなんですけど、海外ドラマを見ることによって、その地域のことを知れるじゃないですか。すごく分かりやすいと思うんですよね、海外ドラマって。
――番組を見てお二人で「こういうことあるの?」みたいな、FBIの話とかされましたか?
デンジャーD:容疑者を捕まえるときに「あなたには黙秘権と弁護士を呼ぶ権利がある」って、それって本当にやるのって。
REINA:あれは“ミランダライツ”っていって、法律で決まっていて、必ず声に出して言わなきゃいけない。1回言ってなくてトラブルになったことがあるから、必ず大げさに言って、言いましたよって。
デンジャーD:だから大げさに言うのね!
――今作「クワンティコ―」は、REINAさんが知っているFBIの情報の何%くらい現実に近いんでしょうか?
REINA:結構近いと思います。あんなに恋愛はないですけど、アカデミーでのトレーニングということでいうと…70%はいっていると思います。ランニングとかはもちろんですけど、軍隊をモデルにしたトレーニングを取り入れてますし、部屋だとか、“モックルーム”っていうんですけど、そういうのを使って捜査するっていうのもやってますし。辞める人も多いですね。
番組の中では、アカデミーでの訓練と並行して、アカデミー卒業後に起きたNYのグランドセントラルでの大型テロ事件の真相を探るんですが、今アメリカでテロの標的になるとしたら、十分現実味のある場所だと思います。
――先日バラエティー番組でモデルガンを構える姿を披露されてましたけど、アメリカで実際に撃ったことってあるんですか?
REINA:ありますよ! 趣味でやっていたのと、ワシントンD.C.のFBIの本部の地下ってシューティングレンジっていうんですけど射撃場みたいになっていて、エージェントは2年に一回、テストをしなくてはいけないんです。私ももちろんテストしました。腕前は結構いいですよ! 90%くらいは的の中心を撃ち抜けます!
――「クワンティコ―」にはたくさん魅力的・個性的なキャラクターがいますけど、お気に入りのキャラクターっていますか?
REINA:私は(主演の)アレックスですね。一番共感できるというか。
デンジャーD:(REINAは)格闘技とかもやっていて、正義感も強いんですよ。あと信念を曲げない。アレックスと似ているなと思います。ただ、ネタ合わせにもそれが反映されるんで少し大変なんですが…。「私はここを変えたくない」とか、「私はここ違うと思う」とか。芯が通っているんで、ネタであれこれ言うんですよ。
僕が好きなキャラクターはFBIの両親のコネで入ったケイレブですね。僕はキーパーソンだと思うんですよ。勝手な考えですけど。スネ夫根性というか…。
REINA:デンジャーに似てるよね(笑)、今ニートですし、実家暮らしなところとか!
――REINAさんは、ご自身でアレックスに似ているなと思う部分はありますか?
REINA:頑固は頑固ですね。正義感が強いのもそうですね。もともと、FBIの試験を受けたきっかけも、世界平和に貢献したいというのが根幹にあったんです。
昔は政府関係の職に就く東洋人ってものすごく少なかったんですよ。私は日本人が少ない分、世界の安全を大切に思っている日本人もいるんだよという思いで入りたくて、でも紆余(うよ)曲折あって、結局(FBIの内定を)蹴ってるんですけど(笑)。
でも今思うと日本との架け橋じゃないですけど、グローバル化している中、2020年に東京オリンピックもある中、日本人として、グローバルな人として、どんどん日本と世界をつないでいきたいと思ってますし、だからこういうお仕事も大好きですね。現状維持がつまらないと思っちゃうんでね。前に進んでないと。
デンジャーD:僕はどちらかというとアメリカ人女性とお笑いをやりたくて、REINAと組んだんですけど。向上心すごいじゃないですか。向上心あり過ぎて常に新しいネタを考えるんですよ。僕は過去のベストネタがあるんですけど、それを持って行こうとしても、「いや、新ネタ書く」って、「過去をもうちょっとさかのぼろうよ」って言っても…それくらい真っすぐですね。
REINA:過去のネタを持ってきてやるというのはいいんですけど、過去のをそのままやるというのはあり得ないと思ったんですね。それだったら過去にはねて(ブレークして)いるはずだから!
デンジャーD:ハイ…。いつかニューヨークのアポロシアターで漫才を、コメディーを…。
――お笑いとしての今後の目標って何か具体的にありますか?
デンジャーD:これ怒られるかもしれないですけど、「M-1」とか「キングオブコント」よりも、「クワンティコ」の宣伝部長になれたことの方がうれしい。
REINA:今、質問聞いてた?
デンジャーD:ごめんなさい。怒んないで。
REINA:「M-1」とか賞レースにはあまりこだわってないというか、ネタがまだまだ全然…。とりあえず自分たちのペースで、日本だけじゃなくていろんな人が面白いと思えるようなものを探していって、いろいろ新しいことをしたいなと。
デンジャーD:ハードル上げたな(笑)。
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