ことし秋から放送される連続テレビ小説「べっぴんさん」(NHK総合ほか)。5月25日、ヒロイン・すみれ役を務める芳根京子らがクランクインを迎え、すみれの姉・ゆり役の蓮佛美沙子、小野明美役の谷村美月と共に取材会に出席した。
この日撮影されたのは、戦時中に出産をしたことで満足に粉ミルクを得られないすみれが、ゆりの友人の家を訪れ、そこでベビーナースをしている明美に出会うシーンなど。
芳根は不安やプレッシャーもあると言いながらも、「撮影をしていて、本当にほっとします。『あ~、皆さん(共演者やスタッフ)がいてくれて良かったぁ』と初日にして思っているので、きっと10カ月頑張れるなというふうに、もう確信している自分がいます。クランクアップまで精いっぱい頑張りたいと思います。応援どうぞよろしくお願いします!」と、頼もしいコメントを発した。
朝ドラ初出演となる蓮佛は、最初のシーンで関西弁と英語のせりふを話したという。「ゆりは英語が得意という設定なので、関西弁と英語をしゃべるという、自分の中ですごくハードルが高いことを初日からやっています。なかなかできない貴重な体験です。そういう“挑戦するぞ!”っていう気持ちをずっと持ちながら、そして芳根さんを支えながら、一緒に頑張っていけたら」と語り、役同様ヒロインの心の支えとなることを誓った。
谷村が演じる明美は、初めは裕福な家庭で育ったすみれに反発するも、やがては信念を共にし協力関係を築く役どころ。谷村自身、大阪・堺出身の関西育ちだが、神戸での撮影は「すごく身が引き締まる」という。「この後ちょっと大変なシーンがいっぱいあるので、そこに向けてちょっと自分の気持ちを…と思っています。先輩の役者さんも皆さんも、向かっている気持ちは一緒だという思いが届く気がするので、きっと乗り切れると思います」と明言した。
この日はあいにくの曇天であったが、「心は晴れ晴れ」と笑顔を見せる芳根。刺しゅうや手芸が大好きな少女が、戦争という時代の荒波にもまれながらも理想の子供服作りを目指して力強く歩んでいく本作は、10月3日(月)にスタートする予定。
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