“パキスタン人”植野行雄が全国の映画館をパトロール

2016/05/27 22:26 配信

映画

デニス・植野行雄が盗難車バイヤーのアクラム・ラシードを怪演している(C)2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会

綾野剛が主演を務める6月25日(土)公開の映画「日本で一番悪い奴ら」で、綾野扮(ふん)する日本一ワルな刑事・諸星要一のS(スパイ)の一人であり、パキスタン人の盗難車バイヤーを演じるお笑いコンビ・デニスの植野行雄が警官姿で全国の一部公開劇場をパトロールすることが決定した。

本作は、日本警察史上の最大の不祥事といわれる“稲葉事件”をモチーフに描かれる、前代未聞の警察エンターテインメント。「凶悪」('13年)で、国内の各映画賞を総ナメにした白石和彌監督と、綾野が初タッグを組むことで話題を集めている。

実際の事件をベースにした本作で、綾野は「正義の味方、悪を絶つ」の信念を持ちながらも、でっちあげ、やらせ逮捕、おとり捜査、拳銃購入、覚せい剤密輸など、あらゆる悪事に手を染めていく北海道警察の刑事・諸星の26年間を演じる。

そんな同作で実写映画初出演となる植野が、盗難車バイヤーのアクラム・ラシードを怪演している。ラシードは太郎(YOUNG DAIS)のムショ仲間で前科持ちのパキスタン人。

北海道・小樽で中古車店を営み、盗難車をロシア人に売っていることからロシアとのパイプを買われ、諸星のSとして拳銃の調達などの手伝う役どころだ。

公開前から既にそのビジュアルや予告映像で「チャカ!」と叫びながら腹に隠し持った銃を見せびらかす姿が公開されるやいなや、すぐさま適役として絶賛を集めている。

日本語はペラペラだが、外国語は全く喋ることができないという本人が、あえてカタコトの日本語でまくしたてる姿は爆笑必至。

そんな植野が、5月28日(土)を皮切りに、都内劇場を中心に銃器犯罪から市民の安全を守るため警官姿で勝手にパトロールする。どこの劇場に出没するかは映画公式サイトやTwitterにて随時告知されていく。