矢田亜希子、要潤の佐七姿は「美しくて似合ってる」

2016/05/30 10:48 配信

ドラマ

今秋スタートする「火曜スペシャル『人形佐七捕物帳』」に出演する池田純矢、矢田亜希子、要潤、三浦涼介(写真左から)

BSジャパンでは、今秋より「火曜スペシャル『人形佐七捕物帳』」(放送日時未定)を放送する。

本作は、岡本綺堂の「半七捕物帳」、野村胡堂の「銭形平次 捕物控」と並んで“三大捕物帳”と評され、過去に何度も映画化・ドラマ化された横溝正史の「人形佐七捕物帳傑作選」を原作とし、稲葉一広がチーフライターとして脚本を手掛け再構築された。

江戸を舞台に、人形のように男ぶりのいい岡っ引き“人形佐七”が、焼きもち焼きの年上女房に支えられながら、子分二人を従えて、人情・愛憎・悲劇・怪談話など、さまざまな事件の謎を解き明かしていく“痛快!!謎解きエンターテインメント新時代劇”だ。

主人公・佐七を演じる要潤は「人形のような美しい顔の男の役ということで僕に白羽の矢が立った訳ですが、どう思うかは皆さん次第です(笑)。人形と言うとクールなイメージをお持ちかもしれないですが、実際に謎解きが始まると、時代劇版『古畑任三郎』のような、個性をグイグイ押しながら犯人をジワジワ追い詰めていくというキャラクターに徹して演じています。

女房・お粂を演じるのは矢田亜希子さんで、もったいないくらいにきれいな奥さんです。そして、三浦涼介さん演じる辰五郎と池田純矢さん演じる豆六といった個性的な相棒二人と事件を解決していきます。毎回、痛快な謎解きになっていますので、見てくださる方は最後はハッピーエンドで気持ち良く見終わることができると思います」と本作をアピール。

また矢田は、「人形のように美しい佐七親分のことが大好きで大好きでたまらなく、焼きもち焼きなお粂を演じております。焼きもちを焼きながらもどんなときも佐七を支えていくけなげでほほ笑ましい役だなと思いながら演じております。要さんとは初めて共演させていただくのですが、もう、ぴったり! 顔が!(笑) 美しくていつも似合っているなと感心しております。

現場の雰囲気もとても良くて、毎回笑いの絶えない現場です。殺陣のシーンなど大変なシーンもたくさんあるのですが、私が出演しているシーンは、平和なホッと一息できるようなシーンになっていたらいいなと思い、心掛けて演じております」と笑顔を見せた。

そして三浦は「辰五郎は、見た目はイケメンでクールなのですが、意外にもいろいろなものが怖いというチャーミングな部分を持っています。佐七と豆六と三人で、スリリングな事件に立ち向かっていくシーンや、ゲストの皆さんと絡んでホロッと感動するシーン、お粂との笑ってしまうような面白いシーンもあり、盛りだくさんな内容になっていますので、皆さん楽しみにしていてください」と語った。

池田は「僕が演じる豆六は、唯一上方の出身で関西弁を話すキャラクターです。ポンコツでどうしようもないやつなんですが、佐七親分はよくこんなやつを子分にしたなと思いながら演じております。日々楽しく撮影しておりますが、佳境に入ってしんどくなってくると、『中学生ですか?』みたいな下ネタで要さんが笑わせてくれるのがいつものパターンです(笑)。冗談でございます(笑)。楽しい物語ですので、皆さんどんどん宣伝していただければと思います」とアピールした。

佐七を演じる楽しさについて、要は「佐七は有名な人物でも、歴史に名を残した人物でもないので、その分自由にアレンジして演じることができるところが楽しさの一つだと思います。今までも江戸時代を舞台にした素晴らしい時代劇がたくさんあったと思うのですが、『(この作品は)江戸時代だからこうだ!』という概念を少し払拭(ふっしょく)して、ひと味違った江戸時代の時代劇を作り出せればいいなと思っています。言葉であったりとか、多少の所作であったりとかはあえて変えていますので、現代の方でも見やすいものになっていると思います」と自信を見せる。

また、佐七の魅力や見どころを、矢田は「佐七親分はいつもスマートに事件を解決していくんですけれど、時にそうでないでないこともあって、そんな時に落ち込んでいる姿も全て格好いいので、落ち込んでいる瞬間も『見逃さずに!』という感じです(笑)。個人的には、お粂と佐七親分の出会いの場面は一番皆さんに見ていただきたいなと思っています。とてもロマンティックなので! 初めて花魁姿にもなりましたので(笑)。髪の毛(カツラ)とお着物で40kgくらいなんですって! もう、本当に大変で、今まで映画などを見てきて花魁姿になった女優さんのつらさが分かりました。本当に大変でした」と明かした。

さらに、時代劇の魅力について「歴史の授業とかでは決して分からない部分を、時代劇などを見て感じることはあると思うんです。子供が見ても大人が見ても、素直に『昔の日本てこうだったのかな?』と思ってもらえるのが、時代劇のいいところだと思います」と、要は持論を展開。

最後に矢田は「今までご縁がなく、初めて時代劇をやらせていただいております。今回、着物のお衣装とカツラを着けさせていただいて、それだけでもスイッチが切り替わるというか。ですので毎日すごく楽しくて、この衣装に着替えたらタイムスリップした感覚で演じられて楽しいです。せりふも現代劇では言わないようなせりふしかないので、そういった面でもとても楽しいです」と喜びを語った。