綾野剛&忽那汐里が映画版FF15の吹き替えに挑戦

2016/05/31 04:00 配信

映画

綾野剛が声優初挑戦!

7月9日(土)より全国にて上映されるフルCG映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」に、綾野剛忽那汐里が声優として出演するが分かった。綾野は今作が声優初挑戦となる。

同作は、RPGゲーム「FINAL FANTASY」シリーズ最新作「FINAL FANTASY XV」と同じ世界、時間、キャラクターで紡がれるもう1つの物語を、世界最高水準のCG技術をフルに盛り込み映画化したもの。ゲーム本編はルシス王国の王子・ノクティス視点で進行するが、映画版はノクティスの父である国王・レギスの視点で進行し、レギスとノクティス、父と子の絆がそれぞれ描かれる。

綾野はルシス国王直属部隊「王の剣」隊員・ニックス役で、忽那は神と直接言葉を交わし、その力で世界の浄化を担う「神凪(かんなぎ)」の巫女・ルナフレーナ役でそれぞれ登場。

綾野は収録日まで声が枯れるほど練習を重ね、前日にはのどに鍼を打ち収録に臨んだ。当日は、シーンごとの世界観、登場する全てのキャラクターの設定を確認しながら、役に成りきって収録を進めた。

収録後、綾野は「声優は“初挑戦”だったので“自分に務まるのか”という思いがありました。しかし、『FINAL FANTASY』が大好きなので、いちファンとして本作に関われるなんてこの先で一生ないと思い、恐縮ながら受けさせていただきました。関係者の皆さんとコミュニケーションを取りながらキャラを創っていくというのは、映画やドラマでもよくありますが、表情や感情に合わせてキャラを創っていくという難しさを感じました。それと同時に、声優のすごみを感じました。

やり遂げられたのは、『FINAL FANTASY』が大好きだからこそという点もあったと思います。僕らの年代って『FINAL FANTASY』でいろいろなことが形成されたと思うんです。もはや血や骨みたいなものです。ゲームをプレーするとき、僕は感情移入してやります。“自分が旅に出てるんだ”と。この思いはファンの方なら理解してくれると思うんですが、そうでない方からすれば『何言ってんだ』ってなりますね(笑)。

『FINAL FANTASY』を家で見るのではなく映画館で見るということはまずないことだと思います。友情・憂い・悲しみなどのさまざまな感情や、誰かを守りたい、何かを成したい、未来へつなげたいという気持ちは、きれいごとかもしれないけど、大切なことだと思います。そうした意思が本作には表現されています。そこを皆さまには体感していただきたいです」とコメントした。

一方、忽那は「この話を頂いたとき、声だけの長編作品は経験がなかったし、“ゲームの映画化”という点に対しても、非常に興味が湧きました。映像を初めて見たとき、見た目だけでなく、髪の毛の揺れや洋服の動きなど、違和感を探すほうが難しいくらいものすごい作品だなと思いました。

私の演じたルナフレーナは、お姫様で、控えめで、強さもあって。自分の信念や使命を貫き通すというキャラクターだなと感じました。せりふは、普段絶対に使わないせりふばかりなので、見ている方に対して丁寧な伝え方ができるように心掛けました。

『FINAL FANTASY』を実際にしたことがあってもなくても、すぐ本作の世界にひきこまれ、1つの映像作品として楽しむことができるはずです。ファンの方にとっては、懐かしいキャラクターが出てきたりしてビビッと感じることもあると思います。ぜひ公開を楽しみにしていてください」とアピールした。

関連人物