アンジュルム2期メンバーの“めいめい”こと田村芽実が5月30日、東京・日本武道館で「アンジュルム コンサートツアー 2016春『九位一体』~田村芽実卒業スペシャル~」でアンジュルムおよびハロー!プロジェクトを卒業。ここでは、田村がコンサート中に発表した卒業コメントを紹介する。
■田村芽実コメント
2011年5月、スマイレージ2期メンバーオーディションが発表された日、私は姉から知らされ衝撃を受けました。4人のスマイレージが大好きで仕方なかった私は、スマイレージに新メンバーが入るなんて考えられず、ひどく落ち込みました。そんな私に「そんなに新メンバーがいやなら、めいも受けてみたら?」と姉が言い、その一言でスマイレージのオーディションを受けることを決意しました。
スマイレージが好きな気持ちだけは誰にも負けない自信があった私は、見事オーディションに合格。サブメンバーからアイドル生活のスタートを切りました。大好きなスマイレージで、大好きな歌を歌えることがとっても幸せでした。そして、加入2カ月後には念願のスマイレージ正式メンバーになることができて、スマイレージのトレードマークだったミニスカートをはけた時は天にも昇る心地でした。
その後、めまぐるしく幸せな毎日を送る中で、スマイレージの日本武道館公演と47都道府県ライブツアーが発表になりました。当時の私は「日本武道館という素晴らしいステージでのパフォーマンスが、私に務まるのかな?」とか、「本当に47都道府県、全て回れるのかな?」とか不安になりました。でも、そんな不安なんてすぐに吹き飛びました。日本武道館も、47都道府県ライブツアーも、どこに行ってもファンの皆さんが笑顔で待っていてくれたからです。
皆さんの笑顔は、私の心の支えとなりました。何より、毎日のライブツアーは日本中のスマイレージファンの皆さんと1つになれた気がして、本当にうれしかったです。そんな時に伝えられた改名とメンバー増員。メンバー増員に関してはプラスに捉えて、改名に対して大好きなスマイレージがなくなってしまう気がしたのが正直な気持ちです。
スマイレージがアンジュルムに変わると同時に、自分の気持ちも切り替え、もう一度アンジュルムとしてさらに羽ばたいていこうと、思い切って髪をバッサリとショートカットにしました。アンジュルムに改名した後、スタッフの皆さんやファンの皆さんが「アンジュルムに改名してから、とっても良くなった」「アンジュルム、好き」って言ってくださるようになり、改名して良かった、愛されるグループになれて良かったと感じました。今では、アンジュルムを心の底から愛しています。
何にも動じないかみこ。1人でアンジュルムのメンバーになって大変な事もたくさんあったと思うけど、先輩に追いつけ、追い越せ精神で頑張っていたかみこは格好良かったです。
甘えん坊のりかこ、宇宙人みたいなあいあい、元気印のむろ。とにかく仲が良くて、元気いっぱいの3人を見ているのが大好きでした。私にとって初めての後輩が、この3人で本当に良かった。
たおやかなりなぷ~、プラス思考なタケ、“浪速っ子”かななん。同期の3人とは苦楽を共にしてきた仲で、きょうで離ればなれになってしまうのは、とっても寂しいです。同期の3人は、私にとって本物の仲間です。仲間という存在を教えてくれてありがとう。
1番女性らしく、1番子供っぽい和田さん。後輩の私にも仲良くしてくれてありがとうございました。和田さんの一言一言には説得力があり、私を大きくしてくれました。「めいめいと結婚したい」って言ってくれた時、断りましたけど本当はすごくうれしかったです。
みんな個性がバラバラでキャラクターも違うけど、私が思うこのメンバーのみんなに1つだけ共通するのは、根っこの部分がとっても温かいところです。これからどんな事があっても、皆さんの温かく優しい根っこをますます張り巡らし、強く大きな幹となって、ユニークで色とりどりな大輪の花を咲かせてください。私も明日から小さな芽を大切に育て、いつしか大きな大きな木となり、実りを遂げたいです。
ファンの皆さん。ダンスだって、歌だって半人前の私を応援してくれて、本当にありがとうございました。ファンの皆さんには「いつも元気をもらってるよ」とか「ありがとう」とか言葉を掛けていただいて、田村芽実という存在が誰かの心の支えになっているということがとってもうれしくて。でも、私の心の支えになっていたのもファンの皆さんでした。ファンの皆さんはどんな時でも私の味方でいてくれて、やり切れない気持ちになった時もブログのコメントや頂くお手紙、握手会での優しい言葉にいつも元気をもらっていました。皆さんとの素晴らしい毎日は、私の宝物です。
私は表現することが大好き。これからは歌やダンスのお勉強をするのはもちろん、毎日全力で生きて、1人前の表現者になって帰ってきます。険しく、つらい道のりだと思いますが、私には待っていてくださるファンの皆さんがいる、それだけでどんな事でも乗り越えられる自信があります。今この場で、時間は掛かっても必ず大きく深みのある人間になってステージに戻って来ると、皆さんと約束させてください。どんな事が待っていようと、覚悟はできています。
最後になりますが、スマイレージ、アンジュルムとして皆さんと一緒に歩んできた、一生色あせることのない1752日を胸に抱き、明日から小さいけれど大きな一歩を歩んでいきます。これまで私と出会ってくれた、全ての皆さんに感謝します。ありがとうございました。
平成28年5月30日 スマイレージ、アンジュルム・田村芽実
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