6月11日(土)放送の土曜プレミアム「IPPONグランプリ」(夜9:00-11:10フジテレビ系)に先立ち、本戦出場を懸けた「IPPONスカウト」が6月4日昼3時からOAされた。全国のお笑い芸人1405人の中から、大喜利ペーパーテストで優秀な回答を出し選出された川島明(麒麟)、川元文太(ダブルブッキング)、こいで(シャンプーハット)、今野浩喜、永野。さらにそこから川島と今野が激戦を制し、「IPPONグランプリ」出場権を獲得した。2人同時優勝は史上初で、川島と今野は「IPPONグランプリ」初出場となる。
6月11日(土)の「IPPONグランプリ」において、川島と今野以外に初登場となるのは、伊達みきおと塙宣之の2人。15回大会となる今回は、参加者10人中4人が初出場というフレッシュな顔触れの大会となる。
初出場4人以外の出場者は、秋山竜次、千原ジュニア、博多大吉、バカリズム、堀内健、若林正恭の6人で、若林を除く5人が優勝経験者とつわものがひしめき合っている。注目のブロック分けは、Aブロックに、伊達、大吉、バカリズム、堀内、川島の5人。Bブロックは、秋山、ジュニア、塙、若林、今野の5人。
伊達、塙、川島、今野といった初出場組の戦いぶりはもちろん、過去3回と最多の優勝経験を誇りながら、最近は「サドンデス」で敗れることが多く、'11年6月の第5回大会以来、優勝から遠ざかっているバカリズムや、秋山、ジュニア、大吉、堀内ら優勝経験者たちの回答からも目が離せない。
また、今回の観覧ゲストとして、大地真央、堂本剛、ローラが出演。自身が開催するトークイベントで大喜利を行っている堂本が、芸人たちの大喜利を目にして、どのようなコメントをするのか注目が集まる。
さらに、今回はサプライズで、観覧ゲストの3人にも「IPPONグランプリ」恒例の「写真で一言」にチャレンジしてもらう一幕も。初出場者4人に、優勝経験者5人という混沌(こんとん)とした戦いを制するのは果たして誰なのか。
■川島明のコメント
――視聴者として抱いていた「IPPONグランプリ」のイメージは?
他の番組でも大喜利をさせていただいていますが、「IPPONグランプリ」は、早押しでの回答で、しかも芸人が審査をするので、鬼気迫るものや、独特のアスリート感があると思っていました。最初は、もし自分が出場したら…ということを考えてしまって、見るのも怖かったです。
――「IPPONグランプリ」出場が決まった際のお気持ちは?
自信はあったのですが、皆さん面白かったですし、特に今野さんがハマっていたので、実際に出場が決まるまではドキドキしていました。ライブ終わりなどに、ドッキリ的に出場決定が知らされることは知っていたので、「IPPONスカウト」の収録終わりから出場決定までの10日間くらい、めちゃくちゃキョロキョロしていました(笑)。
タクシーの中で渡されるんじゃないかとか、普段、付いてこない社員さんが付いてきているとか(笑)。いつものレギュラー番組でも、楽屋が違うと気になったり(笑)。今、思い返すと、めっちゃ恥ずかしいですね(笑)。
――「IPPONグランプリ」の収録を終えての感想は?
1問目の最初にボタンを押せたのが良かったかもしれないですね。押せていなかったら、雰囲気に飲まれてしまっていたかもしれません。自分としては、声を出せる回答を発声練習的に出して、かまなかったので気持ちは楽になりました。
――放送を楽しみにしている方々へメッセージをお願いします。
あらためて、自分は大喜利が好きなんだと思えた収録でした。もし時間が許すなら、(「IPPONスカウト」を共に勝ち上がった)今野さんと2人、真っ暗なセットで懐中電灯を持って大喜利をしたいですね(笑)。収録が終わった今、もっと大喜利がやりたいです。
■今野浩喜のコメント
――「IPPONグランプリ」出場が決まった際のお気持ちは?
「IPPONスカウト」で、すごく調子が良かったので、当然の結果で、異論はないかなと思っていました(笑)。
――「IPPONグランプリ」の収録を終えていかがですか?
出る前までは、「みんな、なんでこんなに緊張するんだろう?」と思っていました。個人的には、Aブロックに入って、最初に回答したかったのですが、実際はBブロックで。審査している途中で、半端ないほど緊張感が高まってしまい、やっぱり緊張するんだなと思いました(笑)。
自分の回答が終わって、松本さんが一般の方々の回答を紹介されている時に、初めて自分が心から笑っていることに気付きました(笑)。「IPPONスカウト」からの出場なので、回答の出来はどうであれ、とにかく一番初めに回答して、自分の喉を開きたいなと思っていました(笑)。個人的には、採点される際の、自分の顔のアップが一番嫌でしたね(笑)。途中から、目をつぶっていました。
――今回の組み合わせについてどうお感じになりましたか?
本番前は、とにかく升野さん(バカリズム)とだけは一緒になりたくないという思いだったので、その点では良かったです。升野さんは、とにかく手数が多いので。秋山さんも、せりふっぽく回答されるところが、自分と似ているので、一緒になりたくなかったですね。
――放送を楽しみにしている方々へメッセージをお願いします。
実際に、何ポイントかは取れましたので、もしかしたら見ている方のセンスには合わないかもしれませんが、会場では何回か受けているんですということを伝えたいです(笑)。
■堂本剛のコメント
――「IPPONグランプリ」の収録を終えていかがでしたか?
今回の出演は光栄でしたし、うれしかったんですが、ちょっといじられまくっているなと(笑)。(サプライズで大喜利をさせられたことについて)予定にないことも、芸能界の面白いところだと思いますが…(笑)。
今回は、ワクワクドキドキ、ちょっと気軽な気持ちで来てしまったことが反省点ですね。ただの観覧ゲストとして、楽しんでいてはいけないということを、深く学びました(笑)。
「IPPONグランプリ」は、皆さんが本当にすごいスピードで回答されているのを見て、プロの芸人さんの職人技だなと感じました。楽しみながら戦っていらっしゃったのが、見ていて気持ちよかったですし、カッコ良かったです。
――注目されていた芸人は?
知識が豊富で、これまでの「IPPONグランプリ」でも、いろいろな角度からの回答を見せていただいているジュニアさんですね。でも、それだけ経験されている方でも、うまくいく時とそうでない時があるのが大喜利の醍醐味(だいごみ)だと思います。
――もし、松本さんからの(出場の)オファーがあったら?
松本さんは、昔から憧れている大スターですので、「はい」と言いますけれど、放送後、1カ月くらいは芸能活動休止ですかね、たぶんちょっと変になると思うので(笑)。怖くて仕方がないので、正直、笑顔で「はい」とは言えないです。
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