新山詩織、福山雅治提供の“月9”劇中歌は「大切な曲」

2016/06/06 06:15 配信

音楽

「ラヴソング」のイベントで「恋の中」を歌ったシンガーソングライターの新山詩織

6月29日(水)に最新シングル「あたしはあたしのままで/恋の中」をリリースする、シンガーソングライター・新山詩織が、6月5日に都内で行われた“月9”ドラマ「ラヴソング」(フジテレビ系)のイベントに登場。同作のヒロインを演じる藤原さくら、同出演アーティスト・Leolaと共にスペシャルライブを行った。

約500人の観客が詰めかけた会場に現れた新山は「宍戸春の役の新山詩織です。今日は本当に集まってくださってありがとうございます。このすてきな2人、そして皆さんとこの時間を楽しめたらいいなと思っています。よろしくお願いします」と、初々しくあいさつ。

本イベントでは、3人の「ラヴソング」出演アーティストが、それぞれ劇中歌、主題歌を披露。新山は、主演の福山雅治が作詞・作曲を手掛け、先行配信も好調の劇中歌「恋の中」をしっとりと歌い上げた。

初めてのドラマ出演が、国民的アーティストであり俳優・福山の主演作。しかも、その福山が楽曲提供した歌ということで恐縮しきりの新山。レコーディングでは、福山からもアドバイスを受けたそう。

「一つ一つの福山さんの歌詞の世界観とか、言葉一つ一つにアドバイスをいただきながら完成していった曲なので、私はすごく刺激を受けた時間でした。本当に私にとっても大切な曲になりました」と濃密な時間を振り返った。

そして、ステージは3人でのセッションコーナーへ。3人でギターを抱え、それぞれに美声を響かせた。「本当にお二人の美声と共に一緒に歌えたこと、とてもうれしかったです。何より楽しかったです」と、“詩織スマイル”を全開にさせた。

最後に、新山は「本当にこんな楽しい時間を皆さんと共有できて、そしてLeolaさんとさくらさんと、3人で演奏できて本当に楽しかったです。今日歌った『恋の中』も収録された新曲が、6月29日(水)にリリースされることも決まっていますので、そちらもよろしかったらチェックしていただけたらうれしいです。そして何より、これからまだドラマも続くので、皆さんまだまだ楽しみにしていただけたらと思います。本当にありがとうございました」と、観客に感謝の思いを伝えた。

今回のイベントで初めて生の新山を見た人も多いと思うので、ここで少し新山について過去のコメントと共に紹介したい。彼女は、ことし4月にメジャーデビュー3周年を迎えるなど、新山は決してもう新人とは言えないキャリアの実力派シンガーソングライター。

中学1年生の時に軽音楽部に入り、エレキギターを始めた彼女は「とにかく楽しんで」音楽に触れ、わずか5年足らず、高校2年生の時に現在の所属事務所であるビーイング主催のオーディション「Treasure Hunt ~ビーイングオーディション2012~」でグランプリを獲得した。

そのオーディションでは、初めて自分で作った曲で、後にアーティストデビュー曲ともなる「だからさ」をパフォーマンス。本誌の過去のインタビューで、新山は「デビューまでの道のりはトントンと早かったような気がするけど、すごく濃い日々だったなとも思います」と当時を振り返っている。

それからデビュー3周年への道は必ずしも順風満帆だったわけではないだろうが、10代から20代になり、映画の主題歌も経験し、少しずつトップアーティストへの階段を駆け上がる彼女にとって、今回初めての挑戦となるドラマ出演は大きな成長のきっかけとなったに違いない。

「『たぶん新山詩織は変化していくのだな』と思ってもらえるように頑張りたい」と、年始に'16年の抱負を語っていた新山。彼女がこれまで会ったことのない“たくさんの新しい人たち”と、音楽でつながりをつくる日はそう遠くないはず。

初夏燦々の道のりを、もう行かなくちゃと爽やかな風と共にゆっくりと着実に歩いていく、今ここにいる新山の姿を“絶対”見逃すことなかれ。