テレビ朝日で「第15回テレビ朝日新人シナリオ大賞」の大賞に輝いた「少女のみる夢」がドラマ化され、7月3日(日)の深夜に放送されることが分かった。乃木坂46の次世代センター候補といわれる、齋藤飛鳥と星野みなみがダブル主演を務める。
本作は、昨年5月の最終選考で応募総数1394篇の中から第15回大賞に選ばれた藤原忍氏の作品。昏睡(こんすい)状態となった2人の少女の不思議な心の交流を繊細なタッチで描く、青春ファンタジードラマとなっている。体は動かなくとも、泣いて、笑って、恋をして…“今”を精いっぱい生きる少女たちの輝きをみずみずしくつづっている。
主演の2人は、乃木坂46の1期生の中で最年少で、ペアで活動するときはファンから“あしゅみな”と呼ばれている。そんな2人が、運命で結ばれた親友同士を演じることに。また、2人は今回が本格的なドラマ初出演にして、初主演を務めることになる。
演出を担当するのは、「第14回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞ドラマ『夏目家どろぼう綺談』」を手掛けた他、映画「みんな好いとうと♪」('16年)、深夜ドラマ「孤独のグルメ」(テレビ東京系)などで高い評価を得ている宝来忠昭氏。
業界内外で熱い注目を集める映像界の鬼才と、フレッシュな主演2人の若い才能がタッグを組み、切なくも心にしみる新感覚のドラマが誕生する。
齋藤、星野の他、福士誠治、生田智子、中島広稀、松本まりからが出演する。
主演2人のコメントは下記の通り。
【齋藤飛鳥コメント】
実は、初めて台本を渡された瞬間に号泣してしまいました。ドラマ経験のない私たちで大丈夫なのかなと、不安になって…。もちろんお芝居に挑戦できるうれしさはとても大きかったのですが、シナリオ大賞を受賞した素晴らしい作品なのに、私の演技のせいで駄目になったらどうしようと思ったんです。撮影に入ってからも演技はとても難しくて、まだまだ駄目だなと思うばかりですが、自分と違う人間になれるお芝居の楽しさを感じています。
監督には、“どういう気持ちからそのセリフを発するのか、自分の思いを大事にしなさい” “表情だけでなく声の演技も大事”と、教えていただきました。撮影中、突然、みなみの演技が変わった瞬間があったんです。そのとき、私は“目の前に沙良ちゃんがいる!”と感じたのですが、監督も同じことをおっしゃっていてビックリ!
みなみは妖精みたいな雰囲気を持っている子だなと思っていたので、沙良役にすごく合っていると思います。これまでは笑顔が一番似合うイメージでしたが、今回、切ない表情もすごくいいなと思いました。
とにかく台本が面白いので、物語を楽しんでもらいたいな。その上で、“所詮アイドルのドラマでしょ?”という見方を覆すことができたなら…すごくうれしいです。そして、このドラマをきっかけに「乃木坂46」に興味を持っていただけたらいいなと思っています。
【星野みなみコメント】
お話をいただいたときは、本当にビックリしました。まさか、初めてのドラマで主演なんて…! それからは握手会の合間に、2人でせりふを練習したりました。飛鳥とは、「乃木坂46」の中でも同じポジションで出演することが多いのですが、タイプが違うねとよく言われます。そんな自分たちのもともとの関係性が七海と沙良に似ているところがあって、飛鳥とのW主演だからこそ、やりやすかったなと思っています。
先日、感情をぶつけなくてはならないシーンがあって、不安は大きかったけれど、とりあえずやってみようと思って、思い切って挑戦しました。飛鳥から“沙良ちゃんになっていたよ”と言ってもらえて、本当にうれしいです。飛鳥は普段泣いているところを見せないタイプなのに、本読みのときにせりふを言いながら涙を流していて…。スイッチが入るのが早いなと驚きました。
現実にはあり得ないファンタジックな物語ということもあって、お芝居は難しいですが、沙良と七海の間に育った友情を感じてほしいな。そしてこのドラマの中では私たちのことをアイドルの2人としてではなく、七海と沙良として見てもらえたら…。
この作品を機に、お芝居って楽しいなと思うようになったので、これからも成長できるよう頑張ります。
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