「不機嫌な果実」栗山千明らが名言を決定!

2016/06/09 11:01 配信

ドラマ

通彦(市原隼人)、航一(稲垣吾郎)、野村(成宮寛貴)と関係してきた麻也子(栗山千明)が最後に選んだ道とは?(C)テレビ朝日

6月3日放送の第6話で平均視聴率8.6%、瞬間最高視聴率10.0%を記録し(数字は全てビデオリサーチ調べ、関東地区)、金曜ナイトドラマ枠では1年半ぶりとなる視聴率をたたきだした「不機嫌な果実」(テレビ朝日系)。ついに6月10日(金)に最終回を迎え、出演中の栗山千明高梨臨橋本マナミ萬田久子らが自身が演じたキャラクターの名言を選んだ。

同ドラマは栗山演じる、日常に不満を抱える人妻が、市原隼人演じる音楽評論家との恋に溺れていく、禁断のラブストーリー。

夫・航一(稲垣吾郎)との生活に満足していない麻也子を演じる栗山は、第1話(4月29日放送)から、「本当に私は、ついてない」「やっぱり私は損をしている」という麻也子の口癖を印象的だとピックアップ。

栗山は「麻也子だけがそう思っているだけで、実はそんなについてなくないし、損をしてないかもしれませんね。どこかで自分に自信があるから、もっと自分は幸せになれるはず、と高望みしてしまうんでしょう」と麻也子の気持ちを分析。

また、最終話からは「男なんて、みんな一緒だよね」というせりふを選出。そして、「知ったような発言をしてますが、『知らず知らずのうちに、自分から同じような人を求めるのでは?』とも思えます。女性同士の会話だから言えること」と指摘する。麻也子が発するこのせりふ、どのような意味を持つのか最終回で明らかとなる。

麻也子の親友でありながら、麻也子の夫と不倫をしていた久美を演じる高梨は、最終話の「女はね、男が思ってるより強い生き物なの。女、なめんじゃないわよ」をチョイス。

高梨は「久美はずっと、(航一と不倫関係を続ける中で)もどかしい思いをしてきたけど、けじめをつけようとして言ったこのせりふが気持ちよかったです」と撮影を振り返る。航一への思いに苦しんでいた久美が航一に浴びせるのだが、航一のリアクションにも注目だ。

また、夫・茂(六角精児)と息子がいるのに不倫を繰り返す玲子を演じた橋本は第1話の「愛なんて他の男にもらえばいい」という、意味深だったせりふを挙げる。そして、「最初はこんなことを言っていた玲子が、最終的に大切なことや本当の幸せに気付けたかと思うと、感慨深いものがあります」と選んだ理由を明かす。最終話では夫と息子に家を出て行かれ、絶望していた玲子がやっと気付くことのできた幸せの形が描かれる。

航一の母・綾子を演じた萬田は最終回の「航くん 大丈夫よ 大丈夫。何があっても母さんがそばにいるわ!」を選び出す。そして、「最近 『航くんママ!』と呼ばれることが多々あり、その愛称に愛着が湧いてきたわ(笑)! もう少し 航くんのママでいたかった」と愛着がある様子。息子を純粋に愛している綾子の動向も見逃せない。

最終回では、航一の記憶喪失が自作自演だった上に、久美と不倫関係にあったことを知った麻也子が、全てを振り切って通彦との愛に走ることに。

正式に離婚が成立していないにもかかわらず、通彦の実家にもあいさつに行く。ところが、通彦の母親が航一の入院先で知り合った早苗(名取裕子)だと発覚。麻也子が既婚者だと知る早苗は、通彦の結婚に猛反対する。

そんな中、麻也子は航一から「卒業証書だよ」と、離婚届を渡される。そして、なぜセックスレスになってしまったのか、その原因について航一が衝撃的な告白をする。

さらに、航一は麻也子と通彦の結婚に反対し続ける早苗に接近し、とあるたくらみを実行に移す。また、麻也子は野村(成宮寛貴)と再会。相変わらず強引な野村に連れられ、久美が経営するワインバーを訪れるが、そこでとんでもない修羅場が繰り広げられる。

一方、夫と息子のいない喪失感を募らせていた玲子だったが、玲子のブログに匿名の誹謗中傷コメントが殺到する。さらに、何者かに尾行されており、不安は日々を送っていたがその人物の正体とその目的も明らかとなる。

ジェットコースターのように、展開が目まぐるしい同ドラマ。麻也子たちが最終的に見つけた幸せを、最後まで一緒に見届けよう。