ファンキー加藤の体当たりに、泉谷しげる「加減を知らない」

2016/06/17 06:30 配信

映画

「サブイボマスク」で熱唱するファンキー加藤(C)サブイボマスク製作委員会

公開中の映画「サブイボマスク」の初日舞台あいさつが行われ、主演のファンキー加藤らが登壇した。加藤の不倫報道渦中だったことから本人も謝罪、さらに平愛梨が役どころにかけて「元カレの加藤が本当に申し訳ございませんでした!」と一緒に頭を下げるなど、共演者が一丸となってフォローする姿に注目が集まったが、質疑ではチームワークの源泉ともいえる初主演・ファンキー加藤の撮影中の全力投球ぶりも明かされていた。

司会者から登壇者全員に「熱血漢の主人公・春雄と共通する部分、または周りの熱血な人は誰?」というお題が出されると、話題は次第に「加藤が撮影中いかに熱血漢だったか」に。いとうあさこが「いつも走ってましたよね」と振ると、小池徹平も「(サブイボマスクが)歌うシーンも、昼間から暗くなるまで撮れる時間全力で歌い続けていて、本当にすごいなと。普通だったら(声が)枯れちゃうのに」と同意。泉谷しげるは「(自身の)アツいところは、相棒がスキャンダルにまみれたときに救ってあげようかなというところ」と辛口のエールを送りながらも、「(芝居に)まっすぐ頭から突っ込んでいく。加減を知らないから。オレたちが真面目にやってないみたいに見えちゃうのよ。お前、ちょっと手抜けよ」と、本格的な演技は今回がほぼ初めての加藤を泉谷節で讃えた。共演者からの“アツい男”認定に、加藤は「細かい技術が分からないので、とにかく体当たりでいくしかなかった。春雄とかサブイボマスクは、体当たりでやる役にぴったりだったんです」と撮影を振り返った。

退場の際、舞台に残って共演者一人一人に深々と頭を下げていた加藤。泉谷、小池とは抱き合う姿もあった。また平は、舞台あいさつ後に更新したブログで「視点も合わさず凍りついたようなこわばる加藤さんの姿、見てられない程でした」と舞台裏を明かし、「映画の中の春雄にとことん追求しストイックに熟す。合間もずっと春雄になりきっている。真面目で熱く、誰のどんな話もちゃんと耳を傾けて聞く。みんな加藤さんがみんな好きなのです」とエールを送った。