バスケ・富樫勇樹選手がNBAファイナルの勝者を予想!

2016/06/19 19:01 配信

芸能一般

プロバスケットボールプレーヤー・富樫勇樹選手がNBAファイナルの勝者を予想!

北米プロバスケットボールリーグ・NBAの2015-2016シーズンも、いよいよ最終盤。西のゴールデンステイト・ウォリアーズと東のクリーブランド・キャバリアーズが熱戦を繰り広げるファイナルも3勝3敗となり、最終戦となる第7戦を残すのみとなった。今回、WOWOWのファイナル第6戦生中継にゲスト出演したプロバスケットボールプレーヤー・富樫勇樹選手を直撃。両チームの分析や第7戦の展望、さらには今秋開幕する日本のB.LEAGUEへの思いを語ってもらった。

――今季のファイナル、ここまでを見ていかがですか?ウォリアーズが第1戦、第2戦と連勝し、さらに3勝1敗としてリーチをかけましたが、キャバリアーズが盛り返して3勝3敗のイーブンに持ち込みましたね。

「ウォリアーズが早い段階で優勝を決めちゃうんじゃないかと、第1戦、第2戦の後くらいまでは、ほとんどの人が思っていたんじゃないでしょうか。それが、ウォリアーズ側はドレイモンド・グリーンの出場停止や、アンドリュー・ボーガットのケガがあり、逆にキャバリアーズ側はカイリー・アービングやレブロン・ジェームズの活躍があった。こうして第7戦までいったので、見ている側としては面白い展開になりましたね」

――その原動力になったのは、やはりレブロンの活躍でしょうか。

「もちろん凄い選手だということは分かっていたんですけど、特に第6戦では、さらに凄みが増したというか。リーダーシップも、言葉はもちろんですけど、身体で、行動してチームを引っ張っていく感じがありますね。それに、第6戦は後半ずっとレブロンが中心でしたけど、前半の流れをつくったのは確実にカイリーでした。ちょっとレブロンが落ちたとき、去年のファイナルでは誰も助けることができずに負けてしまったと思うので、今年はそこにカイリーがいることで、レブロンも助けられているんじゃないですかね」

――対するウォリアーズは、3勝1敗からの2連敗となってしまいました。

「ボーガットが抜けた穴は思った以上に大きかった気がしますね。スモールラインナップがいつものように機能していなかったし、たまに使うから効果的であって、開始からずっとというのは厳しい。ボガットはめちゃめちゃ点数獲ったりするわけではないし、プレータイムも20分くらいだと思うけど、第6戦を見ると、ケガを負ってしまったのは大きいですね」

――第7戦はウォリアーズのホームゲームになりますが、どのような展開になると思いますか?

「ちょっと分からないですね…。第6戦の雰囲気だとキャバリアーズが押しそうなんですけど、ホームでのウォリアーズの強さっていうのもある。だた、第5戦でもウォリアーズがホームで優勝を決めてもおかしくなかったのに、そこでキャバリアーズがしっかり勝った。第6戦の戦い方を見ていても、すごく成功していたと思うので、第7戦はキャバリアーズが勝つんじゃないかと思います」

――それでは、ここからは富樫選手自身の話を聞かせてください。2015-2016シーズンは千葉ジェッツでプレーされていましたが、来シーズンに向けての動きを教えてください。

「アメリカでのトレーニングなどは計画しているんですけど、所属チームに関しては全くの未定です。オファーを待っているし、それプラス、いろんなチームと連絡は取っています。国内だけじゃなく海外も含めて。NBAのサマーリーグも、可能性があるならまた挑戦したいと考えています」

――今秋ついにB.LEAGUEが開幕しますが、プレーヤーとしてどこに最も期待しますか?

「例えばテレビだったり、取り上げてもらって、バスケットボールの露出が増えてほしいです。見てもらえたら凄く人気になるスポーツだと思うけど、ゲームを見たことがない人も多いだろうし、なかなか新しい人が見に来るきっかけも少ない環境だったと思うので、こういう機会だから、いろんな人にバスケを見てもらいたいです」

――では最後に、バスケットボールファンへのメッセージをお願いします。

「新しくB.LEAGUE が始まって、よい意味でいろいろと変わっていくと思うので、是非これからも日本のバスケを応援してください。個人としては、海外挑戦もしていきたいし、若いうちに、いろんなチャンスがある時にチャレンジしていきたいので、応援してもらえたらと思います!」