植田真梨恵の音楽への思いが詰まった新曲MVフル公開

先日GYAO!にてニューシングル「ふれたら消えてしまう」がワンコーラスサイズで公開され、透明感あふれる映像がじわじわ話題を呼んでいるシンガーソングライター・植田真梨恵。このたび同曲のミュージックビデオフルバージョンが公開された。

日々の生活を切り取るように、日常に近い植田を中心に組み立てられたシンプルな構成となっているが、歌詞に登場する“ウォークマン”や“フォトグラフ”に象徴されるよう、時代に取り残されていくもの、遠くから見た青春を描いた楽曲を基に、日々の大切な瞬間を捉えたキーワードが具現化された作品に仕上がっている。

映像中に使用された音楽プレイヤーも“日々の大切な瞬間”の一つ。植田自身が実際にずっと使ってきた、部屋の片隅に眠っていたウォークマンが小道具として使用されるなど、要所要所に楽曲のキーワードが反映された映像にも注目してほしい。

植田は「音楽をやって生きている人がなくなってしまった時、その人自身はもうこの世のどこにもいなくても、生んできた音楽はいつでも心の中で再生することができる。

それは、形を失ってその存在が音楽そのものになったということじゃないかと。私がこの世を去って、私という形がなくなった後も全てを音楽に費やして生きて、最後の最後に音楽になれたらすてきだな。この曲を作った時期、そういうことを考えていました」とコメントを寄せている。

植田の音楽に対する思いが色濃く反映されたニューシングル「ふれたら消えてしまう」。リリースに先駆け、フルサイズで公開された映像と共に彼女の思いが詰まった音楽を堪能あれ。